愛知県豊明市からこんばんは。
自家焙煎珈琲豆散人アルジです。
ペーパードリップするときに、お湯を注いでから、ドリッパーをぐるぐる揺らして、中をかき混ぜるようなことが流行っているようです。またはスプーンでかき混ぜる。
しかも、1分くらい蒸らすようで、なんだかもうさっぱり分かりません。
意図は分からなくても、結果が美味しくなればいいのですが、当店の場合、掻き回すほどの蒸らし時間をとらないので、試しようがありません。
でも、無理やりやってみたら不味くなりました。
掻き回した分、雑味が多く出るだけだと思います。おまじない以上の効果はないと思いますが、こういうのが若い人にはウケるようで不思議です。
一種の暗示で、「こうすれば美味しくなりますよ」と言われると、美味しくなったような気がするのでしょう。
今日、お客さんと話していてハタと気づいたのですが、あの掻き回しは、サイフォンのときに竹べらでやります。そこからなんとなく来ているのかもしれません。
まともな焙煎によってちゃんと火の通った珈琲の味を知る人が、もっともっと増えないと、このテのまやかしは続くと思います。