自転車で台湾一周12日目。
「Don't forget to take train from Hualien to Yilan!」
(花蓮から宜蘭までは電車を使うことを忘れるなよ!)
早朝出発
何度もワンさんから警告を受けていた「清水断崖」
花蓮から、「清水断崖」入り口までは20キロ。
とりあえず入り口まで行ってみて、ダメそうだったら引き返そう
どんな風に危険なんだろう?
考えると緊張して腹が減らないけど、一応食べておく。
初のコンビニ朝ご飯、まあまあうまいよ
向こうにかすんで見えるのが「清水断崖」かな?
ドキドキが収まらないよ。
わー、近づいてきた
緊張マックス。
雨じゃないんだけど、霧?
寒くはないけど、ウインドブレーカーを着てみた。
緊張のあまり、無駄な行動が多い。
着たら暑い!
すぐに脱ぐ。
停まって、ウインドブレーカーをカバンに閉まってる時、「にーはおー」と、自転車の人が声をかけて通り過ぎてった。
日本の国旗!!
「ちょいとーーーーーー!ちょいとお待ちをーーーーー!
あなた、日本の方ですかーーーーー!」
このタイミングで!ここで!自転車の人、それも日本人に会うなんて
しかもナイスガイ
名を大坪さんとおっしゃる。
これから「清水断崖」を通って、今宵の宿、「礁渓温泉」に行くという。
私も同じ「礁渓温泉」に宿を取りました。
ならば一緒に行っていただけますでしょうか
すこぶる遅いんですけど・・。
「僕ものんびり行くので良いですよ」
わお!ホントに嬉しい!
あなた神?
いや、白馬に乗った王子さまだ
ご先祖様が引き合わせてくれたに違いない
「清水断崖」、何が危険かって、路肩が狭いうえに、登りが長い。
あのウネウネ道を、大型バスや、コンテナ2台積んだ大型トラックは当たり前。
普通の乗用車の方が少ない。
しかもハンパないスピードでギリギリを通り過ぎる。
いつ、後ろから突っ込まれるか、生きた心地がしない
景色は最高に良い!
そんな中、王子(大坪さん)は、「後ろからトラック数台来ました、路肩に停まって、待ちましょう」
「後ろは僕がいるので、あなたが最初に車に引かれることはないから安心してください」
いえ、そんな事はあって欲しくないです
励ましの声かけと、大型トラック回避走行の指示。
そして、撮影ポイントで停まってくれる心遣い
清楚でか弱くて気弱で上品な私が、ここで一人だったら、恐怖のあまり泣いてたよ
でもホント!まじで!王子がいてくれたお陰で、すーーーーーーーーごく心強かった
しかもトンネルが多いし、工事中が多いし、え?なーーーーーーんにも見えませんけど、ってトンネルもあったし
でも王子が後ろで声掛けしてくれるから、安心して通れたよ
こんなでかい石が直撃したら、アウツだね
王子は太魯閣で自分の目の前すれすれに落ちてきたんだって。あと数秒ずれてたら・・
あぁ、やっと恐怖の坂道も終わったかな?
いえいえ、まだまだ、まーだまだ続くのが、これまた恐ろしい所
後で見てみたら、これだもん
でも王子は、坂道が大好きなんだって
標高3000m以上ある、うーりん?を西側からと、東側からと両方から登ったらしい
しかも自転車で海外を回ったのは55カ国なんだって
こんな強者な王子と引き合わせてくれたご先祖様に、ホントに感謝です
途中ようやくコンビニがあって、小休止。
大好き茶葉蛋
しかしその後も、
大型バス、大型トラックが行きかい、
路肩が細い道は続く。
しかも登りも続く。
えーーー!あそこまで行くのぉぉぉぉーー
トラックが通ってるのが見える。
それでも所々に、トイレポイントがあるのはありがたいね
王子は、さすが、旅慣れてるだけあって、補給食をたくさん持ってて、恵んでもらいました
途中で会ったこの人達、上海から来たんだって。
「ユー、彰化で見たアルよ」と。
おぉう、私はあなたの事全然知らなかったアルヨ
確かに、いかにもか弱そうで美しくて上品なレディが1人で、自転車で環島してたら、記憶に残るよね うんうん。
そんなこんなで、緊張緊張の「清水断崖」は通り過ぎたけど、まだまだ緊張の道は続くし、日記も長くなってきたので続きはまた明日。