京の酒処として知られる伏見区、竜馬通り商店街。すぐ近くには幕末の志士・坂本龍馬ゆかりの史跡集中する場所。商店街には龍馬ゆかりの商品を販売するお店もあり。

 

そんな商店街の一角にあるこちらのお店。3年前にオープンした比較的新しい本場ナポリ仕込みのピッツェリア『ドンチッチョ(Don Ciccio)』。この日、この近くの友人と共に予約してランチにやってきました。以前から人気店と知りつつ今回初訪。なんでもこちらのご主人は洋食店から京都のピッツェリアを経て、ピッツァの本場イタリア・ナポリへ渡り、修業経験もある方。

 

入口すぐの場所に大きな薪窯を設えた厨房があり、さらに奥にテーブル席があります。コロナ禍ということでテーブルごとに透明のカーテンで仕切られ、感染拡大予防に努められていました。

この時はわりと若い層のお客が多く、中にはファミリーで来られる方もいて、カジュアルな雰囲気。

 

で、ランチメニューはこちら。選べるピザをメインに特製サラダ、ドリンク付2200円。

アラカルトで夜メニューと同じものを注文できるとのことでしたが、手軽さでお得なこちらのランチで満場一致。それぞれ違うピッツァを注文し、シェアすることに。

 

ピッツァはトマトソースベース6種、モッツァレラベース3種、リピエーノ(包み焼きピッツァ)2種、ヌテッラ(ドルチェピッツァ)から選べ、今回はマルゲリータ、ゴルゴンゾーラ、リピエーノのトマトソースをチョイス。

 

ドリンク類は、ソフトドリンク一通りの他グラスワイン、代金加算でビールもあります。

 

他、単品メニューもあり。面白いところでは日本酒もありますね。流石、酒蔵の多い伏見ならでは。

 

それぞれ好きなドリンクを注文しましたが、私はジンジャエールで。アルコールも考えましたが、外の暑さのあまり酔いの回るの早そうなので控えました(笑)

 

まずはチッチョ特製サラダ。おー!と唸るほど、かなりボリューミー。そして、サラダと言いつつ、前菜盛り合わせのような雰囲気もあります。お皿には水菜、レタス、サニーレタス、トレビスなどを組み合わせたリーフ系にトウモロコシ、豆のマリネ的サラダが乗っています。

 

豆類には白インゲン豆、ひよこ豆などミックスされ、トマトベースの味に。ドレッシングがお店オリジナルのようで、ニンニクやパルミジャーノなどパンチの効いた味付けになっていて、モリモリと食欲そそる美味しさ。これだけでお酒のアテにも十分なサラダというか。

 

さらに窯焼きのピッツァ登場。お皿の直径30センチくらいだったでしょうか。はみ出すボリューム。こちらはトマトソースベースのマルゲリータ。

 

そして、モッツァレラベースのゴルゴンゾーラ。

 

半月型、包み焼きタイプのリピエーノのトマトソース。三者三様のピッツァチョイス。

 

まずはマルゲリータ。生地が美味しい。縁の香ばしく焼かれた部分と中心部分のトマトソース、モッツァレラチーズ部分、時折のフレッシュバジルの風味。もちもちの生地を口いっぱいにモグモグし、口に広がる旨味。わりと味わいガッツリのマルゲリータで、しっかり食べ応えあるタイプ。お店によってはトマトやオリーブオイルの植物性由来重視のヘルシーなやつもありますが、それとは逆のガッツリ派な印象。

 

モッツァレラベースのゴルゴンゾーラ。白いソースにさらにコクのあるゴルゴンゾーラ、そして自家製かな?と思われる刻んだパンチェッタが散りばめられ、マルゲリータより味の深みとボリューム感ある味わい。これは呑みたくなるやつです(笑)

 

さらに、包み焼きタイプのリピエーノのトマトソース。中にはたっぷりとチーズ、パンチェッタが入っていて、包み焼きした上からトマトソース、フレッシュバジルをトッピングしたもの。これも前者の2皿と構成食材大体同じだったので、味的には同じような。ジューシーさではピカイチでしたが。

 

それにしても、手書きのお皿の絵柄、配色のカラフルさがピッツァにも負けないような鮮やかさで、本場ナポリの海と晴れ晴れとした強烈な日差しを感じるような色目というか。そんな陽気な雰囲気も味わえる料理たち。今回はランチ利用でしたが、夜もバリエーション楽しめそうなお店ですね。
 
 
名称:Don Ciccio(ドンチッチョ)
場所:京都市伏見区下油掛町144
電話:075-611-2888
営業時間:11:30~14:30 17:30~21:30
定休日:火曜日