左京区、南禅寺から鹿ケ谷へ。哲学の道からさらに東山山間へ。するといかにも古い佇まいの参道。平安時代初期(887年)に宇多天皇の病気平癒を願って藤原淑子が創建したと伝えられる。

 

 

もう終盤ではありますが、若干紅葉も残っていました。

 

 

ここ大豊神社は東山三十六峰の中の15峰目の椿ヶ峰にあたり、かつて椿ヶ峰を御神体とする社で、その湧水が御神水。

 

 

 

 

境内、椿ヶ峰を背景に自然豊かなロケーション。

 

 

本殿。
若干残っている紅葉が晩秋の風情。さらに円山公園の3代目と言われる枝垂桜と、遅咲きの梅の木もあります。開花が同じ時期らしく、春には濃淡のピンクで彩られるそうです。

 

 

医薬の祖・少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀り、後に菅原道真公(すがはらのみちざね)、応神天皇(おうじんてんのう)を合祀。治病健康、福徳長寿、学業成就、縁結び、子授け安産などのご利益が。

 

 

もともとの社がかなり傷んでいて、雨をしのぐための瓦屋根でカバーされてる状態。修繕補強協賛のお願いも表示されていました。

 

 

本殿の右側。
こちらには全国的にも珍しい狛犬ならぬ、狛ねずみがあることでも有名。別名『ねずみの社』と言われる、大国社。大国主命(おおくにぬしのみこと) が祀られています。

来年の干支がねずみということから、すでに注目されていて、この日も朝から参拝客がいて、この狛ねずみを中心に撮影されていました。

 

 

以前参拝した時は、狛ねずみにこんな花が飾られてはいませんでしたが。

 

 

若干、トロピカルカラーでもあり、晩秋の神社とは思えない南国調のシュールさも感じます(笑)

年賀状の背景にもピッタリ。そして、初詣にも参拝したい場所。今年いのしし年ということで、狛猪のある護王神社への参拝客でお正月は長蛇の列でしたが、もしかしたらここ大豊神社にも行列ができたりするんですかね。かわいい狛ねずみ、ぜひ参拝してみてください。

 

住所:京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町1
電話番号:075-771-1351