10年以上前に
家の庭の片隅で大きなペールにすくもをつかって
藍建てを本片手にして
うまく藍の色が出る場合もあれば、
何の色も出ないまま
捨ててしまわなければなかったり・・
高価な、すくもを無駄にするのがつらくて、
半年そのままペールに入れたまま
その後もう一度やり直して、
藍建てをしてみると、
思いもしなかった美しい藍の色が出たり・・
どうしてそうなるのか??
春から夏にかけての、独学で本で読みながら、
試行錯誤の藍建ての時間をへて、
コロナの影響でイベントが全くなくなり、
老犬たまるが天国に召された
その時、
ずっと気になっていた栃木にある紺邑さん、
古来からの藍建ての方法を講習してくださっている
大川先生の工房に
行けるチャンスをつかむことができました。
愛猫ひろしを車にのせて、
車中泊での8泊9日の
藍建ての講習会参加となったお話は
私が以前から書いているアメブロで書いています。
そして、この講習会を経て
我が家で藍建てすると、
必ず藍の色を醸せるようになりました。
失敗することもありましたが、
なんとか工夫して
藍の色を醸すことができたり・・
なんとも藍を建てるのが楽しいです。
そして私の中では
藍建てをするのも
ぬか床を作るのも
沢庵作るのも
パンの酵母を発酵させるのも、
麹を醸すのも
味噌を作るのも
同じ感覚のような気持ちがしています。
微生物に合わせた環境を作ることが人間の仕事で
それ以外の仕事は
自然の力まかせ!
染めの技術は、まだまだ勉強不足の私が
すなおな微生物君の力だけで染めた
タオルやアームカバー、
私の大好きなエプロンドレス・・
生活に密着させた商品を主に
今回の本建て正藍染展に
出品させていただきます。
素晴らしい諸先輩たちの作品の中で
私の作品は
肩身の狭い恥ずかしい思いをしているか
と思いますが、、
この本建て正藍染展をきっかけに
もう少し
染める技術について
力を注げる自分に
成長できたらいいなあと思います。
微生物の力で藍の世界を醸している
藍染めに、ご興味のある方は
足を運んでくだされば嬉しいです。
諸先輩方の素晴らしい作品!
私も早く見たいなあと思っています。


















