プロのスタイリストでもなんでもない、トーシローのワタクシですが、ファッションにかける情熱&執念は我ながら恐ろしいものがあります。


ただただひたすら「好き」だから、なんですが。


で、そんなワタクシ、41歳、既婚、一児あり、不倫願望あり、のファッション遍歴を回想したいと思います。



小学校くらいまでは、親のお仕着せで満足してような気がしますが、祖母が余り毛糸を紡いで編んでくれた毛糸のパンツだけはど~~~してもイヤだった記憶があります。


「オナカが冷えると将来赤ちゃんが産めなくなる」

という祖母のロジックから生まれた、毛糸のパンツ。

今となっては祖母の愛を感じます。


中学に入ったころから、世間ではDCブランドブームというビッグウェーブがやってまいりまして、ご他聞にもれずワタクシも洗礼を受けましたが、フランドルやビギや二コルなどのDCブランドはチューボーのワタクシには高価でして、なかなか買ってもらえず、身もだえしていた記憶があります。


高校に入学したころから、オリーブ少女へ憧れるようになり、アニエス・bにハマりました。

(オリーブ:パリのオサレ女学生をアイコンに据えた、少女ファッション誌。当時は大人気でした)


高校が私服だったため、ボーダーTにミニスカ、スナップボタンがだ~っと並んだスウェット地のカーディガン(アニエスの代名詞でした)を着て、足元はKedsのスリッポン(素足に履いていたので、脱ぐと女子のニオイとは思えないほどの悪臭を放っていた)。


そのうち色気が出てきて、付き合い始めた彼氏がオカサーファーだったため(サーフィンはしないけどファッションだけサーファー)、急激にファッションがサーファー寄りに。


世間の流行は、DCブランドからビームス・シップスなどのセレクトショップ系へ移行。


高校生のくせに、髪をソバージュにし(一世風靡しましたね、ワンレンのソバージュ・・・)、衿開きが大きいカットソーに、古着のリーバイス501、青みピンクの口紅、とまったくケバかったです。


穴の開いたリーバイスの古着を履いていると、祖母が、

「お小遣いが足りないのかい?コレで新しいジーパン買いなさい」

と三千円くれましたっけ・・・(合掌)。


世の中はバブル真っ盛り、女子大生のお姉さんは毎夜毎夜ボディコンでジュリ扇をフリフリ踊っていたころです。


◎MAMARURU育児と仕事,ときどき毒吐き,のちファッション。
↑ジュリ扇をふるおねーさんたち。


オカサーファーと別れ、大学生活に突入、世間はアメカジという一大ムーブメントがやってきてりまして、もれなくその波に飲み込まれたワタクシ。


大学はラルフ・ローレンが制服、というくらい馬のマークだらけ。


原宿にもぐりの刺繍屋があり、無地のポロシャツを持っていくと500円でポロマークをしてくれる、ということで、友人が持っていくと、「馬」と漢字を刺繍されて戻ってきた、という逸話もあるくらいでした。


ポロシャツの衿を立て、チノパンを履き、紺ブレ(紺のブレザー)を羽織り、ヴィトンのスピーディを持つ、という当時の完璧なアメカジファッションを謳歌しまくってましたねぇ。


憧れのジュリ扇を持つこともなく、あっけなくバブル崩壊、そして就職。


なんかわからないけど響きがカッコいい「総合職」に憧れて入社した化粧品会社で、「バリキャリな私」を演出すべく、DKNYやカルバン・クラインなどのNYブランドを買いあさっていたあのころ。


そして合コンという夜活に目覚めたあのころ。


そしてそしてサカリのついたメス猫のようだったあのころ・・・・・ぐは~っっっ!!!・・・(←当時を思い出して赤面し悶絶。)

合コンにはピンキー&ダイアンやボディドレッシングなどの勝負服で挑んでおりました・・・。


勝負とはあまり関係なく結婚し、三十路に突入。

仕事も会社勤めではなくなったため、一気にカジュアル化、相変わらずの友人のために開催する合コンにはダイアンはダイアンでもピンキー&ダイアンからダイアン・フォン・ファステンバーグへと勝負服も変化。


途中エミリオ・プッチやGUCCIやプラダなどの高級メゾンに手を出したり、ユニクロも着たり、となんでもありな時代を経て、現在にいたる、というわけです。


読んでいたファッション誌も、オリーブ→NONNO→Fine→CamCan→Oggi→VERY→STORY、とけっこう王道。

ってか、ただたんにミーハーなだけですが。


時代とともに変化する、自分のファッション遍歴。


当時の写真などこっぱずかしくて見れたもんじゃありませんが、当時があって今がある、と思えば、ファッションにかけてきたお金もまったく無駄ではなかったような、無駄だったような。


そしてこれからも無駄にファッションに浪費するんだろうな、と思います。


そのために働いているといっても過言ではないので、いっぱい働き、いっぱい浪費しますです、はい。


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あのころの自分の恥ずかしいファッションを思い出すと、身もだえしたくなりますねぇ・・・。