小さい頃の僕は、学校が終わると何をするか迷っていた。


ていうのも僕はその頃からスポーツが苦手で、その頃学校で流行っていたのはサッカー。


自然に輪に交わる事ができずにいて、時々交代で出させてもらうのが関の山だった。


もちろんできない物を練習して得意にするだけのバイタリティーとモチベーションは持っておらず、


サッカーに対する熱のギャップがみんなとどんどん開いていった。


もちろん、みんなもそんなにサッカー馬鹿ではないので。飽きたらドッチボールや鬼ごっこ、


かくれんぼをした。走る事や逃げる事に得意だった僕は、サッカー以外の日だけ顔を出し活躍し、


サッカーの日は姿を隠し静かに帰路についた。


今思うと、「ごんどうってさ・・・サッカーの日・・・ぜってぇーこねぇよな!」


「おにごっこで逃げる事が得意なやつは、サッカーからも逃げる事が得意だってことさ!」


とか言われてたかもしれないな。





サッカーから遠ざかる僕は何をしていたかというと、僕はおじいちゃんの家に行っていた。



おじいちゃんの家は学校の近くにあった。


僕がおじいちゃん家に行くと、おじいちゃんは無言でタバコに火をつけ。




「大きくなったなぁ・・・たかし・・・。」と線の細い声で僕に言った。


毎回毎回。


そう、毎回。


それに対して僕はいつも笑いながら



「この前来た時と変わってないよ!笑」


と言ったのを覚えている。



おじいちゃんが吸う煙草の量は尋常じゃなかった。


僕の記憶ではおじいちゃんは歩く意外の時間、タバコを吸っていたような・・・



おじいちゃんの家は、タバコの煙となにやらわけのわからん匂いに包まれていた。


「ぜったい、ハイがんになる。ジュギョウでならったもん!」




そんな記憶を残して、いつしか僕は中学生になり。


おじいちゃんの家に行かなくなっていった。




高校生3年生の時に亡くなったのは、つい最近に思える出来事で。


それが、あれだけ吸っていた煙草によるものではなく寿命だった。









なぜ僕が今日このブログを書いているのかというと、



ついさっき家に帰ってきて部屋に入った時に、感じた懐かしい匂い。



おじいちゃんの匂い、そのまんまだった。



「おじいちゃんの匂いだ!」


昨日僕は自分の部屋では初めてタバコを吸ったのを思い出した(いつも外だったからね、、、


それのおかげでヤニの匂いが少しだけ残った部屋で、おじいちゃんを思い出してしまったからだ。



おじいちゃんはやさしかった。

頑固なところもあったけど、僕を生まれた時から高校3年生まで観ていてくれた。


あの毎日の「大きくなったな・・・」は



「大きくなってな・・・」の意味が込もっていたのかもしれんな。




美化しすぎか笑



今度お墓参りに行った時に「大きくなったな・・・」って思ってもらえるように


早く就職きめよう!