こんばんは~♪
今日のブログは、前回の続きで、
「鉢植えバラの植え替え方」です。
鉢を大きくせず、新しい土に変えて、
元の鉢に植え替えるやり方でした。
鉢を、毎年大きくしていくと、
たいへんになってくるので、
鉢がある程度の大きさになったら、
11月以降なら、土替えの時、根の周りや、
底を切り、
新しい土に替えて、
同じ大きさの鉢に植え替えても
平気なんですよ♪
(暖かい時期は根を切ってはダメ)
真冬に凍えながらやるよりも、
人間も楽、
バラは楽しみながらやりましょ♫
●暖かい時期に植え替える時は?
根を崩さずに、
一回り大きな鉢に、鉢増しをするのはOK。
これは、11月12日に行われた、
日本橋チェルシーガーデン主催の、
「季節のバラのお手入れ講座」で、
有島薫先生から
習ってきた話ですが、
私は、聞き間違いや、
思い込みも多いんですよ~(笑)
すみません!
(今日のバフ・ビューティー)
●鉢植えバラの植え替えは、
毎年やらなくてはいけないのか?
というと、そんな事はなくて、
植え替えの基準は、
鉢から抜いてみて、
根鉢が回っていたら、植え替える。
まだ余裕があるようなら、
そのままもう一年とか、半年とか平気だそうです。
抜いてみた状態をみてやれば良い。
(根詰まりして、鉢増ししたばかりの時もあるしね)
●今回、9階カルチャールームに運び込まれ、
植え替えの実演で使ったバラは、
去年、「大苗の植え付け方」の時、
植え付けた、
「オリビア・ローズ・オースチン」でした。
(春の花付きはいいけれど、
秋はあまり咲かなかったそうです)
台に乗せると、枝が1m位伸びているので、
植え替え作業の邪魔になりますね。
紐で、ぐるっと巻いて縛りました。
枝は、まだ、なるべく切らない方が良いそうです。
切ると、そこから芽が出てきてしまう。
バラに余計なエネルギーを使わせないように。
どうしても、邪魔な時は、ほんの少しだけは、
切っても良いと、
以前、おっしゃっていましたが・・・。
「オリビア・ローズオースチン」って、
イングリッシュローズなのですが、
イングリッシュローズは、
デビッド・オースティン社の方針によって、
これからは、全て、
ラクサの台木の、
輸入苗だけになるそうです。
ラクサ苗も、がん種病が出ないので、
良いそうですよ。
デビッドオースチンの、この件については、
話が、長くなるので、
また、違う時に書きますね。
■ 植え替えで使った資材を書きます♪
① 水はけの良い土 (講座では、バイオゴールドの土)
バイオゴールドの土は、水はけ、水持ちが
良いように、出来上がっている土なので、
初心者でも、安心かも。
粒がしっかりしているので、腐葉土を足して、
(有機分は、一番最初に無くなる)
2年は使えるそうです♪
でも、その古い土を使う場合は、
同じバラに使った方がいいそうですよ。
違うバラには、新しい土を!
追記※
最近、住友化学園芸さんから、
有島先生監修のバラの培養土が出ています♪
↓ ↓ ↓
土を自分で作れる人は、
自分で、ブレンドした土を、
使えばいいんだと思います♪
ベテランの、先輩ロザリアンの方々は、
いつもご自分で土を作っているので、
すごいな~と、いつも思っています❤
② ミリオン(ソフトシリカ)、 土に対して5%くらい
↑「珪酸塩白土」から作られますが、
ミネラルがある。根腐れ防止効果。
③ 元肥(有機)
8~10号鉢で100g 2掴み程度
講座では、バイオゴールドの元肥でした。
↑ バイオゴールドの元肥は、
根に触れても、根痛みしないので、
土に混ぜ込んでしまってOKです。
初心者でも安心ですね。
④ マグアンプk(大粒) 10g 片手一握り
↑ 即効・緩効性、両方の成分。
土に混ぜておくと、緩効性の成分は、
有機肥料の効果が無くなって来た頃?
あとから効いてくる。
バラの根が伸びてくると、
根から根酸が出ます。
根酸に触れると、肥料効果が出てきます。
なので、混ぜ込まないとダメ。
鉢の上に撒いても効果は無い(笑)
※ マグアンプKについて、私は最近まで、
間違って覚えていました~!
ごめんなさい!
私は、最近まで、思い込みで、
中粒を使っていたんです。
マグアンプkには、小粒、中粒、大粒があって、
先日、チェルシーガーデンで買う時、
どれを買うか迷って
先生に、直接お聞きしたら、
バラには、大粒がいいそうです。
大粒は長く効果が続くので。
小粒は、2~3か月しか効果が無いので、
パンジーなどの、草花に使うそうです。
⑤ バイオポスト (フランスパスツール研究所で開発)
↓ クリック ↓
http://www.vallauris.co.jp/biopost/
バイオポストは、
7~8号鉢、一鉢に、一袋の6分の1位入れる。
バイオポストは、ぶどうの蔓の堆肥で、
土壌改良剤なのですが、
根に触れても、根痛みしません。
有用微生物(バクテリア)が、
めちゃたくさん入っているので、
有機の肥料には、すごく相性が良いそうです。
有機の肥料は、バクテリアが介在して、
無機に転換するので、根が吸います。
有機の肥料って、そのままでは、
植物は、吸ってくれないんですって!
バクテリアが介在して、無機にしてから、
植物が吸うので、
有機肥料は、どうしても、ちょっと経ってから、
効いてくるのだそうです。
その点、化学肥料は即効性があるけれど、
根に直接触れると、肥料やけするので、
気をつけて。
あっ!マグアンプkはだいじょうぶですよ。
⑥ ハイフレッシュ
(ミリオンを粉砕して、粉にしたもの)
↑ 根腐れ防止の為、
植え付けの時、これを、
バラの根に振り掛けてから、
植え付けます。ミネラルもあるのよね。
ジャガイモの植え付けの時、むかしは、
草木灰を切り口に付けていたけれど、
最近はこれを使っている農家も多いらしい。
⑦ 活力剤 (肥料では無くて、
バラを元気にする、ビタミン剤の様な物)
活着を良くするのと、
根痛みを防ぐ効果♪
リキダスや、ヴィコント、メネデール
バイオゴールドバイタルなど、
色々ありますが、
植え付ける時使う水に、規定量入れるのと、
鉢から、根を抜いたあと、
根が乾いてしまわないよう、
活力剤入りの水を、スプレーに入れて、
シュッ、シュッしておくのもよい。
■ 土作りについて
バラの植え替えで、土は大事なので、
土について、もう少し、詳しく書くと、
以前、習った事なのですが、
バラ用の土で、あまりにも安い、HCなどで買った土を
使う場合、
細かくて、粉のような物ばかりの場合は、
水はけが良くなるように、
赤玉土、小粒または中粒を、
3割程、混ぜ込みます。
(趣味の園芸11月号にも、
先生が、書かれていますね)
先生がご自分で作る土や、
チェルシーガーデンで使っている土の割合は、
以前、バラの講座(秋の鉢増し)で習いました。
また、見てみたい方はこちらですが、
文章が長いので、お時間ある時に(笑) →★
◆今回、NHK趣味の園芸で、放送があるので、
本(テキスト)に、載っている内容も、
書いておきますね♪
(こちらは、シンプルに書いてあります)
↓
自分でブレンドする場合は、
赤玉土(中粒4、小粒6で混ぜた物)65~70%
に有機物(腐葉土や堆肥など)30~35%
を、混ぜた物を使います。
■ 植え替えの手順は?
ちょっとだけ書くと、
◆バラは植え替える1週間前位から、水を切って、
根を乾かしておくと、植え替えやすい。
◆たらい等の大きな容器に、
土と資材をまぜたら、
活力剤入りの水を注いで、
湿らせた土を使って、植え替えを行います。
◆抜いたバラの根鉢は、
底の方の白根5cmくらいを、鋏で切る。
上(肩)の部分には、雑草の種などがあるので、
肩の部分も、なで肩に取る。
根の周りも、一周、2~3cm位、
園芸バサミの先で、バサバサ落とす。
そこに、バイオポストを振り掛けて、
ハイフレッシュも振り掛けます。
白根を切ってしまって大丈夫か?
心配になりますが、
古い根はそのままだと、
老化してきちゃうそうです。
植え替えの時、古い白根を切るから、
新しい根が出てくる。
■一回り大きな鉢に植え替える場合は、
根は切らなくて良いけれど、
根鉢がそのままだと、
新しい根が伸びてこないので、
鋏の先などで、バサバサ根をほぐす。
よく、パンジーのポットを買ってきたまま、
ほぐさずに、花壇に植えると、
春になっても、大きく根が張らず、
ひっぱるとそのまま、ズボッと、抜けることが、
有りますよね。
バラもそれと同じだと、おっしゃっていました。
■鉢を大きくしないで、
同じ鉢に植え替える場合は、
鉢に作った土を入れて、
カットして、一回り小さくなった根鉢を、
鉢に戻し、周りにも土を入れます。
鉢底を、地面に軽く、トントンとやって、
土を落ち着かせます。
割れやすいテラコッタ鉢の場合は、
下に手袋などを敷いて、トントンとする。
棒を使って、土を押したり、
手で、ムリに、上から押したりはしないように。
バラの根は息をしているので。
✿今日も、長~いブログなのに、
最後までお付き合いくださって、
ありがとうございました♪