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精子は精巣でつくられ、この精子と精嚢や前立腺から分泌される精漿の混合物が精液です。

 

射精のメカニズムは、性的興奮が高まり脳の中枢神経が反応して陰茎にある海綿体に血液が流れ込むことで勃起し、そして膀胱側の筋肉、尿道側の筋肉が締まり、そこにできた空間に精液が溜まります。性的興奮が頂点に達すると尿道側の筋肉が緩み、精液が尿道口から勢いよく飛び出します。

以上のことを踏まえて妊娠の障害となるものを機能別に見ると、次の5つに分けることができます。

(1) 造精機能障害

(2) 精路通過障害

(3) 副性器機能障害

(4) 性機能障害

(5) その他

 

男性の不妊原因は、精子の生成から始まり、射精をし受精するまでの過程に何らかの障害が起こることによって生じます。厚生労働省:男性不妊に関する研究班が2015年に発表した「我が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究」によると、男性の不妊原因は、造精機能障害が8割以上を占め、その半数以上は原因がわからない特発性でした。 

 また、近年では年齢の影響は受けないと考えられてきた精子の質が加齢とともに起こるケースもあることがわかってきました。そのため特発性造精機能障害には、加齢とともに起こる精子の質的低下が関係する場合もあるようです。

 

不妊原因(機能障害)

 

①造精機能障害

● 精子をつくる機能が低下している、または障害がある。

 

②精路通過障害

● 造精機能に問題はなく、精子の通り道が閉塞、または狭窄している。

 

③副性器機能障害

● 精嚢、前立腺などの炎症により、精子の運動性が低下している。

 

④性機能障害

● 勃起不全、腟内射精障害、逆行性射精などがある。

 

⑤その他

● 染色体異常、遺伝性、原因がわからない。

 

i-wishママになりたい 男性不妊の検査と治療