流産3回。でも諦められない…

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現在42歳です。これまで、3度流産したので、次に妊娠したら、出産までいけるかもしれないと思い、諦めきれずに惰性のように治療を続けています。
年齢を考えたら、妊娠できるかどうかが不安になりますし、妊娠できても出産までたどり着くのか? と不安になります。でも、流産であっても妊娠できたことに、希望があると思ってしまうのです。
まだ、希望はあるでしょうか? 不育症の検査も必要でしょうか?
私の年齢だと、どれくらいの確率で妊娠して、出産しているのでしょうか?

 

*42歳

 

 

 

3回の流産、心が痛みますね。また、その経験から、次は大丈夫かもしれないとの思いと、諦めようと思っても諦めきれない気持ち、本当によくわかります。
ただ、流産という辛い結果であっても、妊娠したということからすれば、希望はないわけではないと思います。それでも、大変厳しい現状だということには変わりはありません。
卵子は、だんだんと質が低下していきます。
それは、妊娠しにくい、流産しやすいということに現れます。
なぜ、妊娠しにくくなるか? 流産しやすくなるのか? というその1つに卵子の染色体異常が関係してきます。
また、卵子と精子が、染色体異常を持っていなくても、卵子の質の低下から胚の分割が上手くいかないケースもでてきます。受精しても途中で成長が止まってしまう胚が多くなるのです。
若いうちは、受精卵の染色体異常も起こりにくく、また胚の分割も順調に進むので、多くのケースで妊娠、出産が可能ですが、40歳前から、卵子の質の低下は如実に表れるようになり、40歳を過ぎると顕著になってきます。ですから、厳しいことは厳しいのです。
確率的なことは、データからお話ししましょう。
日本産科婦人科学会に登録のある不妊治療施設は、毎年、治療に関するデータを報告しています。
2010年のデータでは42歳の場合、治療周期あたりの妊娠率が7・8%、胚移植あたりの妊娠率が15・6%、出産率が3・7%、流産率は46・5%です。
43歳では、5・4%、11・8%、2・0%、55・2%という結果です。
体外受精を受けている42歳の女性100人のうち、体外受精治療周期で約8人が妊娠し(胚移植できた人では約16人)、そのうち46・5%が流産となり、出産できるのは約4人(治療周期あたり)ということです。
この数字からみれば、厳しい現実を見ることができますが、質のいい卵子にめぐり会えれば妊娠、出産までいく可能性もあるわけです。
そのため、不育症検査はそれほど重要ではないかもしれません。
これを踏まえて、治療に臨んでいただきたいと思います。


*Advice 矢内原ウィメンズクリニック



矢内原 敦 医師

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