「THAT'S ENTERTAINMENT」(監督:ジャック・ヘイリー・ジュニア 132分)
話の内容はMGMミュージカルの名シーンを当時のミュージカルスター達が紹介してくれるという作品。
序曲が長い(なかなか映像が出てこないのでDVDが壊れたのかと思った。)
最初の「雨に唄えば」でセットの中に雨を降らすというのがボク的には良かった。
ジュディ・ガーランドはカワイイし歌もとても上手いとボク的には思った。
フランク・シナトラの落ち着いた語りが良かった。
凄い豪華なセットと衣装と人数、歌と踊りも無茶苦茶上手く、その豪華絢爛さにビックリした。
フレッド・アステアと女二人のタップは、ダンスで会話しているみたいだった。
エリザベス・テイラーは確かに若い時は可愛かったし歌も上手かった。
ジェームズ・スチュアートのユーモアのある語りが良かった。
ミュージカル全盛時に、人気俳優が歌も踊りも素養がなく下手なのに、歌ったり踊ったりするのがコミカルだった(その中でもケイリー・グラントはいい歌声していたけれど。この下手な踊りも観られるので、ミュージカルスター達の歌や踊りがそれとの対比でどんなに上手いかが分かりやすくなるのも良いとボク的には思った)。
ジーン・ケリーは感じの良さそうな人だった。
ジーン・ケリーも踊りがとても上手いけれど、フレッド・アステアの方が踊りがより自然体で更に上手いとボク的には思えた(フレッド・アステアの方が細身で、動きのキレやしなやかさ、余裕もある感じがした)。
元水泳選手の女優を、水に飛び込ませたり、泳がせたり、水中で踊らせたりするというのが、発想がバカバカしくてボク的には面白かった
デビー・レイノルズの若い頃の甘ったるい独特の歌声が良かった。
デビー・レイノルズが紹介していた作品は本当に歌も踊りも上手い玄人ウケしそうな本格派ばかりだった(アン・ミラーは大人の女の歌や踊りで日本で言えば木の実ナナみたいだったし、身体能力のメチャメチャ高い男優のセットを利用したコミカルなダンスも良かったし、勧めていた「ショウ・ボート」という映画は、明るく豪華絢爛な衣装・歌・踊りだけでなく、黒人の悲しげな歌や描写も取り入れたりしていてボク的には観てみたくなった。)
フレッド・アステアは本当に魅力的な人だなぁと語りを観ても思った。
ジーン・ケリーは激しい動きや危ないスタントも自らこなしていて、身体能力が抜群だなぁと思った。
ジーン・ケリーの「雨に唄えば」の雨の中歌い踊るシーンは、やっぱり最高の名シーンだと改めて観て思った。
ライザ・ミネリが監督のヴィンセント・ミネリとジュデイ・ガーランドの娘と知って驚きだった(娘が母のジュディ・ガーランドを語る)。
ジュディ・ガーランドは本当に歌も上手いしカワイイと思った。
ビング・クロスビーも語りを観ていると魅力的だったし、若い頃の歌もとても上手かった。又この人の紹介していた作品も面白いものばかりだった(フランク・シナトラとグレース・ケリーの歌や戦艦での豪華なダンスや「七人の花嫁」のダンスなど)
最後はヴィンセント・ミネリ監督の「巴里のアメリカ人」で〆ていたのも良かった(特に豪華絢爛なセット・衣装・人数で踊っていたのがセットの鏡に踊っている人達が映る事によって更に華やかになるという工夫がボク的にはとても良かった)。
全般的に
豪華絢爛なセットや衣装、出てくる人間の数、本格的な歌と踊りの上手さに、ミュージカルなんてほとんど観た事がないボクでも圧倒される。
特に印象に残ったのはフレッド・アステアとジュディ・ガーランド。フレッド・アステアは歌・踊りが無茶苦茶上手いのは勿論だけれど、ルックスも細身でカッコ良く、気品もあるのも良かった。ジュディ・ガーランドも歌・踊りが無茶苦茶上手いのは勿論、ルックスがとてもカワイイのが良かった。
ミュージカルはボクは今まで「くたばれヤンキース」とジーン・ケリーの「雨に唄えば」しか観ていないが、このシリーズのパート2、パート3やフレッド・アステア主演の「バンド・ワゴン」、この作品で紹介されていた「ショウ・ボート」や「巴里のアメリカ人」は機会があったら観てみたいと思った。ハリウッドの往年のミュージカル映画の凄さを知るきっかけにはピッタリの、なんかゴージャスで観てとても得した気分になれる傑作。