生活や人生の質を保ちながら、残された時間を少しでも長く、永く、保つ工夫を医師は考えます。
医師の気持ちは、1日でも、一ヶ月でも、一年でも永く…できるものならこのままずっと治療がうまく行けばいい…
でも頭の片隅では、必ず、いつかその日が来ることに備える、これもまた冷静に現実を見据えて最善の準備、最善の治療計画を立てることに繋がります。そして治療薬で病勢をコントロールできなくなったら緩和医療中心に切り替えていきます。
ですが………
本当〜〜〜に、稀なのですが、
もう無理だろうな、と医師が判断した後に奇跡的に完治⁉︎かと思われる状態に向かわせる方がごく僅かにいらっしゃる、ということもまた現実です。
医師からしたら信じがたいような驚くべき光景だと思います。
その方たちの中には、積極的な治療を続けることでそうなる方もいれば、積極的な治療を放棄したのにそうなる方などいろいろです。
そんなにたくさんいらっしゃるわけではありませんが、数人、そういう方のご意見を伺ったことがあります。
偶然にもその方たちが共通して発せられた言葉、
「(子どもたちを残して)自分は死んでる場合じゃない‼︎」 と思い至った…とのこと。
がんという病気と闘う上でとても大切なことの1つに《心のあり方》があります。
がんという病気と闘う、闘わない、かではなく、
死んでる場合じゃない‼️ という気持ち、
これは子を持つお母さんなら心の底からそう思えるのかもしれない…と思いました。
もしかしたら、そう強く思えることが、生存可能性を0から1%以上に引き上げる大きな力になるのかもしれません🌠
あなたがどのような状態であっても、奇跡的なお一人になられることを祈っています。