3月26日、ウォーキングインストラクターのキコ先生に、「親子で健康・美姿勢ウォーキングレッスン」をご指導いただきました。
キコ先生は体力づくり事業財団認定の健康運動指導士の他、様々な資格をお持ちのとっても素敵な先生です。
ところで皆さんは、2016年にアメリカのとても影響力のある医学雑誌で、ウォーキングが13種類のがんのリスクを減少させるという論文が出たのをご存じですか。
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2016/005248.php
この論文では、週に5日のォーキングで13種類のがんのリスクが減少したと示されました。
しかし、子育てをしながらがん治療もしているママが週に5日のウォーキングなんてできるものでしょうか。
いくらがんを作らない身体づくりのためとはいえ、そんな時間を捻出できるほどママたちは暇ではありません。
でも、一日のうちで、全く歩いていないママって、きっとほとんどいませんよね。
だったら、その日頃の歩きをいかにエクササイズにしていくかが忙しいママには大切なことだと、私たちは考えました。
キコ先生が教えてくださる歩き方というのは、首の筋肉から足の指の先まで全身の筋肉を使った歩き方なのです。
いつもの歩きが、そんな質の高い歩きに変われば、代謝も上がるし自立神経も活性化されて免疫力アップ、冷え性改善、そして低体温も解消されるかもしれません。
そして、、、キコ先生のウォーキングがなんといっても魅力的なのが、とても美しい姿勢で歩くことができるようになるのです。
女性としてとても魅力的な歩きができるようになれば、つい暗くなりがちな治療中の気持ちも前向きに明るくしてくれるかもしれませんね。
ということで、とても奥が深かった今回のウォーキングレッスンの内容をかいつまんでご報告いたします。
まず、開始早々キコ先生に言われた通りにその場足踏みをした私たちは、自分が歩くときに使っている筋肉がいかに偏っているかということに気づかされました。
このままの歩きを続けていては、使っている筋肉、使っていない筋肉が左右アンバランスでどんどん身体を酷使する歩きになってしまいます。
そのあとに、キコ先生が工夫してくれたとてもわかりやすいストレッチで、さらに私たちは自分の身体の使い方の左右差に気づくことになります。
いつも使われずに硬くなってしまっている関節や筋肉を十分にほぐしたあとは、いよいよ美姿勢ウォーキングレッスンです。
その前に参加者の皆さんに自己紹介をしていただきました。
自分と同じような状態の方、自分とは違うけれど楽しそうに頑張ってらっしゃる方をみて、皆さんとても励みになったようでした。
後半もキコ先生が言われる通りに練習をして、最後に自分で歩いてみると、驚くほど身体が軽く、前に前に進む感じで胸を張って颯爽と歩いている参加者の方を見て、何だかとても感動させていただきました。
がん治療というのは身体の中にある悪い細胞を薬で退治することと同時に、がん細胞が根付くことのできない健康な身体を作ることも、また同じように大切だと思います。
今回参加された方たちが素敵な歩きとともに前向きな日常を送ってくれること、治療がうまくいってくれることを願います。
今回はお二人のパパさんも参加してくださり、子どもたちもいてくれたおかげで、とても楽しいウォーキングレッスンになりました。
キコ先生、遠いところからボランティアで来てくださり、本当に本当にありがとうございました。