愛から生まれた痛み

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大切な人を亡くしたとき
みんなどうやって立ち直るのだろうかと
途方にくれたのが 11 年前。


生きることへの執着が薄かった私は
夫と子どもがいなかったら、弟の後を
追っていたかもしれないとすら思う。


憔悴した私を励まそうと、みんな
「1日、1日だよ。日薬りだからね」
と言ってくれた。


でも、日が経てば経つほど、
弟の死は重く私の上にのしかかり
立ち上がることすらできないほどの
絶望感、喪失感、罪悪感をもたらした。


自死でなければ
こんなに苦しまなかったのにと思った。


病死なら、事故死なら、
もっと早く立ち直れたのにと
そんなことを本気で思っていた。


私は自死という弟の死に方に
こだわり続けていたから。


数年が経つと、喪失感や絶望感は消えた。


代わりに
弟を救えなかった自分への罪悪感、
家族への嫌悪感は増え続けた。


弟を思い出す時はいつも
ドロドロとしたネガティブな感情が
つきまとっていた。


罪を背負って生きるしかないと思う反面、
救われたいという思いも捨てれなくて、
楽になるために、自死遺族や
死別に苦しむ人のブログを読み漁った。


そんな頃に、出会ったのが中村美幸さん


美幸さんは 20 年前、
第一子である渓太郎くんを 
1歳4か月で亡くされたという体験を持つ方。


生まれて間もない4ヶ月の時に
渓太郎くんは小児ガンの告知を受け
そして亡くなるまでの1年間を
過酷な運命を背負った子供が沢山いる
子ども病院の中で過ごされた。


その闘病生活の中で美幸さんが
渓太郎くんから受け取ったもの、
一緒に闘病生活を送った子ども病院の
子ども達から受け取ったものを
お伝えしているのが


『いのちと心のおはなし会』



最初は美幸さんのブログを読むのも怖かった。

『美幸さんの言ってることなんて
    綺麗事だ!』

と思い、苦々しい気分で
ブログを閉じた時もあった。


私は弟の死を誰かの死と比較しては
私の方がマシだとか
私よりも可哀想だとか
そんなふうにしか考えられない
捻じ曲がった淋しい人間だった。


だから、生と死に真摯に向き合い
20年経っても渓太郎くんを愛おしむ
美幸さんが恐怖だったのだ。


そんな美幸さんに会いに行くのは
怖くて怖くて仕方なかったけれど
私を救ってくれる人だと
潜在意識はちゃんと知っていたのだろう。


怖かったけれど
勇気を出して会いに行った私に
美幸さんが死別からの立ち直り方を
教えてくれたわけでもないし
死とはこういうものだと
生きるとはこういうことだと
諭したわけでもない。


ただただ語りべとして
渓太郎くんや子ども病院の子どもたちから
受け取ったものをお話してくださっただけ。


それなのに、美幸さんは
私を本来の私に戻してくれた。


そう。弟を愛してやまない、
愛に溢れた弟想いの姉に還してくれた。



あまりの悲しみや苦しみは
時に大切なものを覆い被してしまって
生きることを困難にしてしまう。



でも本当は
すべて愛から発生しているんだと
美幸さんが思い出させてくれた。
(その時のお話はこちら)



大切な人の死から立ち直るためには
確かに時間も必要。


でも、時間が経っても苦しいままなら
誰もが必ず携えている大切なものを
見失っているのかもしれない。



それを思い出させて
本来の自分に、
愛に還してくれるのが


中村美幸さんの
『いのちと心のおはなし会』



そのおはなし会が

6月9日(日)
 半田クラシティ

にて 開催されます。



昨年、美幸さんのおはなし会で出会った
よっこちゃんこと
新美佳子さん主催者となり
私も少しだけお手伝いさせて
もらえることになりました。



大切な誰かを亡くした経験のない人でも
もちろん参加できます。


この世に存在があってもなくても
人を思うからこそ、愛するからこそ
生まれる悲しみや苦しみ。


形は違っても、みんな何かしら
痛みを抱えて生きている。


だから痛みはひとりで抱えなくてもいい。
なかったことにしなくてもいい。


貴方の本当の心の痛みを
安心して話せる場所が
ここにはあります。








〔開催日〕  6月9日 (日)


〔時間〕     10時~13時

                 (延長する場合もあります)


〔場所〕     半田クラシティ3階

                   市民活動ルームABC


〔参加費〕  3.000円


〔連絡先〕  ハンドメイドスマイルクラブ

                    新美佳子


                   08069551214


                    

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