こちらのイラストは抗がん剤治療中に描いていたイラスト。

一回目の抗がん剤は、3週間、とにかく、抗がん剤を3種類処方されたような記憶が。

それから、水分を点滴して出す。

最後の抗がん剤は

入れて数時間すると急に寒気が襲ってきて、

体がぶるぶる震え、かつ、脂汗がでてくるような抗がん剤だった。

あ、これ、私の体だけの反応だったのかも。

 

と、言うのは、私の罹患した卵黄ガンは通常は閉経した人はかからないけど、、、、、と

もう56歳でしっかり閉経もしていた私が罹患したのは珍しいと言われ、

 

医師はこの抗がん剤治療を高校生の女の子も学校に通いながらやって元気になっていますと

言って、まず、これをしましょうって。

 

それで、前回言ったように、とにかくお小水の記録取ってくださいと言われ

スケジュール通りに抗がん剤治療に挑みました。

 

でも、他の事例では上がってない症例、高熱が出るということが、私の場合あった。

その後、今年に入って医師はもしかしたら、私のガンは卵黄ガンではなく普通の表皮性ガンだったかも・・・それで、こっちやってほしいと。

 

え~

こんなに副作用が残っているのに、加えて、また、抗がん剤?

もちろん、私の判断はNO。それでこの病院にはお世話になったけど、バイバイしました~。

 

さて、高熱を出した夜、当直の医師たちはあわてて、ある女医さんは、、「あなたアレルギーあるの?」とか上から言葉で

苦しんでいる私にむかって聞いてきて、カルテに全て書いてある以外私にもわかりませんって答えた。

するとエビデンスにない・・・・とか言って、

結局、抗がん剤の副作用はどこで何が起きるかわからない・・・・という危険が隣り合わせにある。

 

元来、人を疑わず、明るい性格の私なので、辛いことも明るく乗りこえ、今に至っているが

隣のベットの方は

ご主人もいつも文句ばかり言うような方で、

病気になったことを「ごめんなさい」って言ってて、

どんどん痩せていってしまい、

吐き気とか頭痛とか頻繁で、

すると看護師さん頭痛薬〇〇と〇〇どっちが効くかな?って

すると彼女は

〇〇の方が良かったって

薬にめっちゃ詳しくなってしまってた。

 

そして、彼女の場合は家に帰ると家族に迷惑をかけるから、

もうなすすべがないのなら、

終末医療の病棟にお世話になるしかないですね。と病室をあとにした。

 

今、あの女性はどうされているのだろう。

 

何気に日々のことを絵にして描いていたお陰様で、闘病の頃の辛かったことが思い出されます。

私は辛かったことは、いつまでも脳の記憶に保管しないタイプのようです。

 

今言えることは抗がん剤をしない今に感謝だな~と思うことと、マクロファージの存在を知って

あの高熱はマクロファージが抗がん剤を人体に悪影響を及ぼす敵だと判断して

高熱を出して追い払おうとした反応だったのではと・・・・そんな気がします。

 

以下、

生理科学研究所のレポートより抜粋

したマクロファージと高熱の関係資料です。

https://www.nips.ac.jp/sp/release/2012/04/_trpm2.html

 

 

 

 


研究グループは、スイッチ・オンされた温度センサーであるTRPM2の働きによって、異物を食べるマクロファージのはたらきが、発熱域(38.5℃)で、より増強することをつきとめました(図2)。

富永教授は、「わたしたちが細菌などに感染した時には発熱をしばしば経験しますが、TRPM2の働きは発熱によって免疫力が上がるメカニズムの一つなのかもしれません」と話しています。

本研究は文部科学省科学研究費補助金の補助を受けて行われました。

今回の発見

1.温度センサーであるTRPM2は活性化物質が存在しない状態では、体温域では活性化しませんが、マクロファージの免疫反応によって産生される過酸化水素があると、体温域でも反応するようになることがわかりました。
2.免疫を担うマクロファージの異物を貪食する反応は、TRPM2の働きによって、発熱域(38.5℃)で、より増強することがわかりました。

 

ここ、これがガンに対しての貪食であったか、抗がん剤についての貪食であったか、または両方を貪食するための反応だったかは不明。

図1 過酸化水素によってTRPM2は、体温域でも反応するようになる

 

tominaga-meneki1.jpg

 

図2 免疫を担うマクロファージの反応は、TRPM2の働きによって、体温で増強する

 

tominaga-meneki2-1.jpgtominaga-meneki2-2.jpg

過酸化水素のあるときの、マクロファージの平熱域と発熱域の温度に対する反応。平熱域(約37℃)よりも発熱域(約38℃)でより強く反応することがわかりました(上図)。
これによって、マクロファージの免疫応答である異物を食べる働きが発熱域で上昇しましたが、TRPM2温度センサーをなくしたマクロファージでは、平熱域と発熱域で変化がありませんでした(下図)。

図3 マクロファージの免疫反応が体温で活発になる仕組み

 tominaga-meneki3.jpg

普段、体温ではTRPM2は反応しませんが、病原体にたいする免疫反応で過酸化水素が産生されるとTRPM2のスイッチがオンになり、体温でも働くようになります。さらに発熱すると、その働きが強まることがわかりました。

この研究の社会的意義

 
細菌とたたかうときに熱が出る意味とは?

今回発見した温度センサーTRPM2の働きは、私たちが細菌などに感染した際、発熱によって免疫力が上がるメカニズムの一つである!!

抗がん剤が、つまり細菌と同じように体にとって危険な物質として考え、マクロファージが作動し、高熱化した可能性もあると私は個人的には思っています。。一人のあくまでも患者の体験から。