薬を飲んだためか今は体調が少しいいので記事を書いてみる。

また心霊番組を見てたからだが、母が昔体験した現象を書いてみようと思います。怖い話しじゃないので期待しないでください。



まずは、うちの家庭というか父は旅行というと『長野県』に毎年の夏休みに行っていました。何で長野県だったかという理由は記憶から薄れてきましたが、確か高校卒業前にバイクを買ったのが嬉しかったらしく1日でバイクを走らせて四国まで行ったとか何とかで、その途中に長野県の高遠町にある民宿で良くしてもらったからとかだったような。


それに父は昔から歴史が好きで、本当は土器などの発掘のような仕事がしたかったらしく、父が休みというと私と母は車に乗せられて、県内外のお寺やお墓を連れ回されるという1人っ子で兄弟のいない私には苦痛この上ない少年時代の休日を過ごされましたよ。


母も興味はないのですが、精神的にも経済的にも父に依存していたので不満は表立ってはあまり言ってませんでした。なにせ初デートがお寺だったそうです。初デートで寺に彼女を連れていく父は相当アレですが、そこですぐに別れない母もどうかと思いますけどね。 

私はデートしたことないし、出不精なので初デートにどこに連れていくのか?と言われれば他人の事は言えませんが・・・。


そんな感じで、毎年1回の家族旅行も決まって長野県。しかも高速道路を使わず(真っ直ぐの道をずっと走るのは嫌だったという理由で)に毎回6、7時間という無駄に長い車の中。子供にとっては苦痛でしかないのですが、その内にゲームボーイが手に入ったのはまぁマシになりましたが、それでも子供には・・・ねぇ。

しかも道中や長野県で寄る場所というのが、お寺やお墓がメイン。先に書いたように父の趣味だけの家族旅行。せめておもちゃ屋や本屋くらいは寄ってくれてもいいと思っていたのに、道筋にあってもスルーという少年にとっては何の楽しみもない旅行。


年老いてからその事をいうと、「お前、お寺行くの楽しいって言った。」とねつ造する始末。

父も親であると同時に人間だから、自分の休みに好きなところに行くのも今なら分かりますけど、こっちは子供でしたからね、旅行はあまり楽しい思い出がないです。



ここからが題名の話しで、


そんなわけで毎年、長野県の高遠町のある民宿(現在はやっていないと思います。)に旅行で行っていました。その中の一回は、「絵島」という昔の方


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B5%E5%B3%B6



wikiのページです。



のゆかりのある地やお墓に行った年があったのを覚えてます。またいつも泊まっていた民宿がその囲み屋敷という場所の近くだったのですよね。一般に入れて見る事ができたので、毎年旅行の最後の朝は散歩ついでに寄っていました。当時の小童で歴史に興味もない私にとっては「絵島の囲み屋敷」ってなんじゃらほい?という状態でしたが今になって調べてみると、絵島という人は大奥に居た方で、後に「江島生島事件」という大勢の人間が罰せられた事件が起きてしまって、高遠町の「囲み屋敷」に流されてしまったそうです。


当時は建物を見ると普通の家に見えたのですが、その曖昧な記憶とネットで調べると出る写真や情報を見ると、忍返しがある塀に囲まれていたり、33歳から61歳まで幽閉されていたとの事で、やっぱり無念な気持ちはあったのかなんて思います。



話しを戻すと、その年の旅行は知人の女性の方も一緒に行きまして、絵島関連の場所ばかり回っていました。

その夜に母が、金縛りにあってやっと目を開けたら、着物を着て髪を結った女性の後姿を見た事があったそうです。一緒に旅行に来ていた知人の方は別室でしたが同じ日に見たそうでした。



それが絵島さんだったのか、関連の場所を連れまわされた母が見たと勘違いしたのか、本当のところは分かりませんが、母の1度だけの心霊体験だったみたいです。

出てきたとしても別に何かされたわけでもないので怖い話しではありませんが、もしかしたらお化けとかもないとも言えないのかなんて思うのでした。


私もかなり前に1度だけ不思議な体験をしたのですが、それは近い内に書きたいと思います。別に怖い話しではないのでー。