長い長い待機期間を乗り越えて、5年ぶりにやって来ました迪化街!
以前は、寂れた感じの閑散とした古臭い通りでしたが。
通りや建物のリノベーションもすっかり終えて、昔ながらの老舗店と新規参入のお洒落ショップが入り乱れた一大ショッピングストリートに様変わっております。
こんな感じのレトロで美しい商館が建ち並ぶ迪化街。
ちょっと前(と言っても10年ひと昔くらい前かな?)までは、建物も古びてガタがきてて、特に北側のエリアはシャッター街みたいになっていて、物悲しい雰囲気だったんよ。
それがすっかり息を吹き返して、人通りも戻ってて、とても賑やかな観光エリアに再生。
そんな迪化街で、話題のお店を見学してまいりましょう~♪
ちなみにわれわれは北側から侵入し、そのまま南下していくというルートで突撃しています。
北側には老舗店が多くて人通りは比較的少なめ。
南下するにつれて観光客が爆増し、イマドキなお洒落ショップが増えてくるといった印象でした。
まずはここ!
「永興農具工廠」は、創業95年以上という、老舗中の老舗店。
店内には竹・木・鉄などで作られた農具や台所用品が所せましと並んでいます。
どれもこれも丁寧な造りで、しかも使いやすくてオサレな感じのデザインなのが魅力的。
木製の器や竹製のセイロなど、うっかり欲しくなってしまうけど。
いや、これ以上大荷物になるのはキツい。。。
つうか、セイロ買っても多分使わんし…。
ということで、これ買っちゃいましたー。
竹製の茶匙は、TWD50≒¥250なり。
安い。
しかもこれ、なかなか使い勝手が良かったんですよ。
最初に1回分の量を確認しておけば、以後は目分量でイケます。
細長い匙なので、狭い注ぎ口にも難なく入れられてめっちゃ楽ちん。
買って良かった!! (^^)¥
別のお店でなんとなく買った竹製のお箸。
今使ってる箸がダメになってきてて、気になってたんよ。
で、これが3本でTWD90≒¥450だったので、「これでええやん」と衝動買い。
写真では色写りがイマイチですが、黒・橙・緑の3色で、どれも鮮やかでキレイな色なんですよ。
続いてはこちら。
漁師バッグの元祖として名高い「髙建桶店」という、これまた老舗のお店です。
それほど興味があるわけではなかったけど、めっちゃ話題のお店で、バッグが超カワイイ!という噂に乗せられてやってまいりました。
朝っぱらからすっげー人だかりでビビります。
店頭にぎっちり並んでいるのが噂の漁師バッグ。
漁師さんが使うナイロン製の網を、バッグの素材にしているらしい。
漁師バッグ以外にも、ナイロン紐で編んだカゴバッグや籐製のカゴバッグ、他にもいろんな小物類がひしめき合ってて、狭い通路は人でぎゅうぎゅう。
噂に違わぬ超絶大人気店でございました。
しかし、これが噂の漁師バッグか。
てか、カワイイか?これ…。
このなんともあか抜けないダサさが、一周回ってカワイイとされるのか??
ということで、おばちゃん‘sの心の琴線にはまったく触れず、、てか、かすりもせず。
その他のカゴバックも、ホーチミンの方が素敵なデザインが揃ってるので、ここは見学のみで終了となりました。
商魂たくましい台湾商人たち。
高建桶店以外のショップにも、あちらこちらで漁師バッグが目白押しです。
そしてこの写真手前にぶら下がってる白いナイロンバッグ、Jさんの心に響いてお買い上げー。
確かにこれはデザインもシンプルで形もカワイかったです。
めっちゃ軽くて風通しも良いので、入浴セット入れにする!と息巻くJさん。
(地元にある温泉施設などで利用する目論見らしい。)
といった具合に、北側エリアでは日用品グッズをゲットしまして。
そのまま乾物屋が軒を連ねる南側エリアに突入。
そして定番のお土産をゲットしてまいります。
まずはこれ。
枇杷(ビワ)と金柑(キンカン)の喉飴です。
漢方系の風味がほとばしる中華感満載の逸品は、大量包装でTWD100≒¥500。
かなりずっしりと入っているので、このお値段であれば納得。
てか安い。(日本のアメちゃん、めっちゃお高いもんね)
ハッキリ言って味の好みは分かれるところだと思いますが、わたしは結構好きなんよ♪
今やすっかり影を潜めているドライフルーツたち。
以前は道の両側にずらーーーっと並んでて、安くて品質の良いお店を選ぶのが大変でもあり楽しくもあり…
だったのに。
あまり選択の余地がない状況まで市場が縮小しているのが残念きわまりなかったです。
で、結局とあるお店(どこか忘れた)で、ドライマンゴー×3袋と、ドライグアバ×2袋をゲット。
おいくらだったか記憶も記録のないのですが、けっしてお安くはなかったですよ。
でも品質は良き!
しかもこのお店では悠遊カードが使えたのです。
よっしゃ!
とばかりに、キャンペーンでゲットした悠遊カードでお支払いしたので、値段チェックせず。
台湾政府さま、ゴチになります!
そして「これは買う!」と決めてたのが、こちらです。
その名も「酸梅湯」という名の怪しい漢方ドリンク。
なんちって、全然怪しいものじゃなくてよ。
地元の人たちからは夏バテ防止飲料として愛されている(らしい)ローカルドリンク。
前々から気になっていたのですよ。
原材料をチェックすると、烏梅・仙楂・甘草・洛神・陳皮とありました。
烏梅(ウバイ) 若い梅の実を燻製したもので鎮咳去痰や下痢止め作用
仙楂(サンザシ) 胃腸を元気にする
甘草(カンゾウ) 甘い味がして消炎鎮痛作用や健胃作用
洛神(ハイビスカス) 酸味が強くビタミンC豊富
陳皮(チンピ) ミカンの皮を干したもので胃腸の働きを調整
つまり、酸味と甘みがあるので飲みやすく、胃腸が元気になって風邪予防効果もあるということ。
ハイビスカス&チンピとか、まこさん好み間違いなし!
これは買うしかないでしょう~。
で、とあるお店の前のワゴンに積まれていたのをゲット。
1袋TWD60だったけど、何も言わなくてもTWD50≒¥250にプライスダウンしてくれました。
謝謝です。
出来上がりがこちら。
作り方は袋のラベルに書いてあって、漢字表記なのでなんとなくわかるし、翻訳アプリでも簡単に解読できました。
ケトルに中身を全部投入して2リットルほどの水を入れて弱火で1時間ほど煮詰め、氷砂糖を100~150gほど入れて溶けたら茶こしで濾過して完成。
冷蔵庫で保存し、水や炭酸水で薄めていただきましょう。
(お湯でホットドリンクにしてもよいかも)
で、これがもう、めっちゃ美味い!
マジで美味い!!
帰国してさっそく作ったのですが、あまりのうまさに感動しましたよ。
↑あくまでも、漢方&酸味大好きなまこさん基準の評価です。念のため。
なんで2袋しか買ってないんや!?
アホですか!?
と大反省した次第です。
てな感じの迪化街散策。
なんだか老舗店巡りみたいな内容になってるけど、新参のオサレショップも多少は見物しましたよ。
でも歳のせいか、心惹かれる要素がなく…。
リノベーション後の迪化街の方が、建物も見応えあって美しく、活気があって良いけれど。
結局魅力的だったのは、昔ながらの伝統菓子屋さんや乾物屋さんや道具屋さんだった迪化街。
次回も必ず訪問して、酸梅湯を爆買いするぞ!










