調停の打ち合わせ

調停の打ち合わせをするため、
事務所へいった。
 
個室でまっていると、
すぐに四条先生と
大学生のような若さに
鼻筋がすっきり通った
美人な女性がはいってくる。
 
研修生かなと思いながらも、
名刺を受け取ると
児童相談所とやり取りを
してくれた咲先生だった。
 
 
「先日は不在ですみませんでした。
 咲からお話はききました。
 大変でしたね」
 
「何が起こったのか、
 いまだに信じられない
 し、怖さも残ってます」
 
「今回の件は、咲が電話して
 相手方はすぐ認め謝罪
 したので、これ以上なにか
 おこることはないでしょう。
 これが連れていかれた後だと、
 私どもでも、息子さんを戻すには
 非常に厳しい状況になります」
 
「大丈夫だと思って、引っ越しをして
 いいんですよね…」
 
 
四条先生が咲先生のほうを
見る。
咲先生は大きな不安を持つ
必要はないが、100%
大丈夫とは言い切れない
ということを話す。
 
 
「相手はややこしい事を
 嫌うので、弁護士がいる
 ということで今回は
 手をひきましたが、まぁみさんの
 名前は記録として残っている
 可能性があります。
 金山が自分の不始末まで、
 記録に残すことは考えにくい。
 名前だけでも残っている以上、
 2回目に児相へ、なんらかの
 形で名前があがったとき、
 そのときの対応は厳しいものに
 なります」
 
「どうしたらいいですか」
 
「これから引っ越した先で
 役所や保育園、病院など
 通報義務のあるところがあります。
 そういったところから、通報され 
 ないようにします。
 そのために、先に弁護士がついている
 ことを伝える、児相とのやりとりを
 したことを伝えるのもいいと
 思います。私どもの
 事務所と名前を教えていいので
 職員には
『不審に思うことがあったら
 先に事務所の弁護士へ
 問い合わせてください』
 と、伝えてもかまいません」
 
 
今回の金山の
反応から、もしかしたら
役所なども全体的に
すぐ通報することによって
何かあった時の責任回避の
ようになっていることも
否めないので、先に
 
『私にからんだから弁護士が
 でてきて、ややこしいことになるよ』
 
と、毒をもっていることを
 アピールする奇抜な色の蛇のように
 ふるまうことが、ぷう助を
 守る対策とした。
 
今回の事を正面から
児童相談所へいい、
子供を助ける場所に
金山というおかしな男がいる
ということを公にしたい、
私自身の身の潔白も
はっきりさせたいという
思いもある。
 
けれど、これから
金山がいる場所へ引っ越し
調停がはじまる。
 
インターネットには、
悪意を持った夫が
妻へ嫌がらせのために
わざと児相へ連絡をいれ、
子供とひきはなし、妻を
おとしいれる方法などが
簡単に紹介されていた。
 
貞彦さんなら、いずれ検索して
この方法をとるかもしれない。
 
それに意見をのべたところで、
すぐ解決する
ような問題ではない。
 
調停と児相が同時進行になった場合、
調停は行政という児相を
信じるだろうから、私が
絶対譲れない親権を
危険にさらすことになる。
 
そこへ貞彦さんが
財産を守るため
親権を取り上げて、財産放棄の
取引に親権を使おうとしてくる
可能性もある。
 
「妻が子供を虐待していた」
 
などという虚偽をいわれたら、
親権は貞彦さんにいってしまう
可能性が大きくなる。
 
金山のいない場所へ
引っ越し先をかえることも
考えた。
 
けれど親権を確実に
するには、
私に何かあった時、
ぷう助の世話をできる人が
近くにいたほうが有利に
なり、両親や友人夫婦が
いつでもぷう助のもとへ
かけつけることができる距離
であることがいいという
理由でやめる。
 
どんなことがあっても
1番は親権。
 
そのために、出来る限りの
対策をとり引っ越しをして
調停をはじめるという
方針で、児相と貞彦さんの
ことを話し合った。
 
 
きっと金山は反省なんか
していない。
 
相談員の高橋さんにまで
どうどうと悪態をつける
ということは、
やり慣れているのだと
思った。
 
普通の母子家庭なら
すぐ餌食になる。
 
突然、母親と引き離される
子の悲しみ、親の
苦しみを思うと
なにもできないことを
申し訳なく悔いた。
 
でも、今の私は
自分の子供が1番だった。
 
児相の事は、離婚が成立した後、
金山のような職員の
被害がでないよう、
同時に本当に助けが必要な子供たちが
助かる方法を探そうと
心から誓った。
 
 
※数年前の離婚準備をしている時に
 おきた出来事です。今は幸せに
 くらしています。
 
※すべての児童相談所が
 このような対応ではございません。
 がんばっている職員さんもたくさんいます。
 
※このような出来事に遭遇する可能性は
 日常生活の中で、とても低いことだと
 思います。
 でも知るというこは、防災グッズと
 同じ役目をはたしてくれます。
 使うひがくるなんて想像しがたくて、
 使わないにこしたことはない。
 けれど、知っているということだけでも
 いざとなった時に役に立つ。
 
 たとえ、おかしい話だと思ったとしても
 読んでいただいたことで、記憶の
 すみっこに残ります。
 私の書いていたことが、
 本当だったんだなんて
 いう日が、こないことが
 一番です。使われない
 情報でありたいです。
 同時に、我が子や大切な人の
 幸せに繋がる
 情報でもありたいと思っています。
 
 
 
私は女性弁護士さんに2人しか
会ったことがありませんが、2人とも
知的で美人だなんて、
世の中は、なんて不公平なのだろうと
思いました。
 
咲先生は、私が引っ越す前に
違う事務所へいかれました。
その時に、はじめて知ったのですが、
ずっと非行や犯罪を
おかしてしまった子供達の
勉強をしていて、
少年院や児相へ親の面会の
交渉、子供の権利を勉強されて
いたそうです。
 
金山に会ってしまったことは
最悪なことでした。
 
でも咲先生に出会えた
幸運が、不運をこえてくれました。
 
このほかに、このタイミングで
きゅうりの漬物を送ってくれた
おじさん、私の離婚話をした母、
巡りあわせなのなかで、
人生は大きく左右されるのだと
思いました。
 
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