「木を見て森を見ず」

物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと。(出典:故事ことわざ辞典 http://kotowaza-allguide.com/ki/kiwomitemoriwomizu.html

 

気になるところだけに目が行ってしまって、全体を見られなくなってしまう。

誰でもありますよね。

 

細部にこだわることも必要ですが、時には全体を見ながらにしないと、「単体」として見たときは良くても、「全体」として見たときにアンバランスになることも。

 

人間関係も同じ。

 

気になる一部分だけを取り上げて「あいつ、ムカつく」ってよくある話。

 

ムカつく相手はそういう面ばかりじゃないはず。

あなたにとってはムカつく面しか見えないだけで、他の人から見たら逆かもしれない。

 

 

相手の1つの行動が自分の思い通りにならないからといって、難癖つけていませんか?

自分は意見をしているつもりかもしれませんが、相手から見たらただの「いちゃもん」にしか見えないことが多い。

 

 

相手が100個あなたにとってプラスになることをしてくれたとして、たった1個の「気になること」でムカついて文句を言ってしまう。

それは、信頼関係を崩しているだけです。

 

相手も人間ですし、人の考えていることを100%理解してその通りに動くことなんてできませんから。

 

 

それが「心のすれ違い」を生む原因。

 

人間関係も「木を見て森を見ず」では、大切な人を自分から引き離すことになります。

それを【ご縁だから、離れる時期だから】という言い訳にしていては、いつまでたっても変わりません。

自分を省みつつ、【ご縁】という自然の流れや自分の流れに合わせてみる。

 

これも「全体を見る」ということになります。

 

 

 

それでも現在の状況や過去の出来事に引きずられてしまうなら。

 

とことん、気が済むまで自分の気持ちに向き合いましょう。

中途半端に飲み込んでしまう、引きずってしまう。

「怒らせると面倒だから」

「言わせておけばいい」

自分の気持ちに折り合いをつけるつもりで言い聞かせていることが、実は自分自身を押さえつけてしまいます。

 

 

ここまできたら、折り合いなんかつけなくていい。

 

 

全体を見ながら、とことん自分の気持ちに向き合いましょう。

出した結論に自分で責任をもつことが大前提。

それができるなら、次は行動です。