誰かに親切にするのって、今、難しい時代です。
声を掛ければ、下手すれば警戒されるし、
親切にしている人を見て「いい人ぶってる」とか、斜め45度的なとらえ方をする人がいたり。
こちらの行動を見てどう思うかは、その人の自由だけれど、
それに気が引けて何も出来ないというのは、おかしいんじゃないかな。
どう思われても、自分がとっさに動くことは自信を持っていい。
下心なしで、心から「なんとかしてあげたい」と思うことがあれば、した方がいいと私は思っています。
ただし、金銭の貸し借りや犯罪行為に手を貸すことは、親切ではありません。
あなたが苦しむことは、やってはいけない。
乗り換えがわからない人に声をかけるとか、
視覚障害のある人が安全に歩けるように肩を貸すとか、
エレベーターで乗降しやすいようにエスコートするとか、
妊婦さんに席へ座ってもらったりするとか、
日常の「やってもらえたら嬉しいな」と思うこと。
こんにちはと笑顔で言ってもらえたり、
どうぞ、と声をかけてもらったり、
大きなことじゃなくて、小さなちょっとしたことが心にしみる。
改めて「親切」とはどういうことかを調べてみました。
”親切は「親を切る」という意味ではない。
「親」は「親しい」「身近に接する」という意味で、「切」は刃物をじかに当てるように「身近である」「行き届く」という意味がある。
つまり、身近に寄り添い、行き届くようにすることが「親切」の意味である。
また、思いいれが深く切実であることの意味では「深切」が用いられ、漢語ではこの意味で用いられることが多かったため、古くは「深切」の字が常用されていた。
「親切」や「深切」のほか、当て字として「心切」の漢字も使われている。”
語源由来辞典より ( http://gogen-allguide.com/si/shinsetsu.html )
「親」は「親しい」「身近に接する」という意味で、「切」は刃物をじかに当てるように「身近である」「行き届く」という意味がある。
つまり、身近に寄り添い、行き届くようにすることが「親切」の意味である。
また、思いいれが深く切実であることの意味では「深切」が用いられ、漢語ではこの意味で用いられることが多かったため、古くは「深切」の字が常用されていた。
「親切」や「深切」のほか、当て字として「心切」の漢字も使われている。”
語源由来辞典より ( http://gogen-allguide.com/si/shinsetsu.html )
本当に今は人に親切にすることが難しい時代になりました。
これは私個人で感じることですが、日本の「良さ」が薄れてきているような気がします。
昔から「袖すり合うも多生の縁」と言いますが、日本の中でだけでも同じ日本人であっても「出会わない」人の方が圧倒的に多いんです。
あなたも私も、出来ることでいいから、無理や無茶はしなくていいから、相手のために自分の出来ることで少し「何か」を提供する。
何かを提供するのって、単純に「減る」わけではなく、出すから入ってくるもの。
だからって、その見返りを求めて行うのは本末転倒で、「自分がそうしたい!」と思って行動する・・・心と体が一致していることが大事。
最近は、親が子どもに「同じマンションに住んでいても、知らない人には挨拶をしてはいけない」と教えている人もいるそうです。
身の安全を優先しているのでしょうが、それって大丈夫なのかなと心配になります。
挨拶をしないということは覚えてもらえないですし、仮に「見たことがあるな」と思っても、過去に挨拶して無視されたことがあったら、不測の事態(不審者に声をかけられているとか)を見ても知らんぷりされるんじゃないかと。
その時になって「なんで声かけてくれないのか!」と騒いでも後の祭りです。
自分がやらないのに人にやってもらおうというのが、虫が良すぎる。
わたしたち、相手との「心の距離」でとっさに行動を判断していませんか?
「親切」というのは、見返りを求めるものじゃなくて、自分の出来ることで相手に幸せのお裾分けをする・・・というようなものではないかなと思うんです。
人に親切にしているのいいことがない!!と言っているようでは甘い甘い。
巡り巡って、色んな形であなたの元に返ってくるもの。
タイミングや内容は、それこそ「神のみぞ知る」ってことですね。
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今回は、青紫の持つ愛情の性質から紐解いてみました。
マゼンタ(赤紫)の愛情の性質とはまた違うんですよね。
どちらも情は深いけれども。
人ごとのように思えない、優しいあなたへ。
「親切」にしてウザがられたら、そこで止めておきましょう。
あなたがいけないのじゃなくて、相手に<誰かの親切を受け取る【器】>がないんです。
器が小さいところに、「たくさんワインを注いであげましょう」と注いであげてもこぼれるだけ。
ワインがこぼれたら、文句言われますよね(笑)。
あなたの親切を利用する・・・クレクレ星人(笑)には、与えないことが相手のためでもあります。
100の愛を1の失敗で0にする人とは、消耗するだけ。
あなたが疲弊することはやめて、袖すり合うも多生の縁の人たちにちょっとした愛をプレゼントしてはいかがでしょう。
あなたも、相手からの親切・・・愛のギフトを受け取る【器】を育ててくださいね。
「ありがとう」と素直に受け取れるように。
下心がある相手とは、距離を取りながら。
これは同じような経験をしてきた私からのメッセージとして、あなたに贈ります。





