アイム・ノット・シリアルキラー(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画好き。
日がな一日映画を観てぼーっとしていたい…、
そんな映画感想&日常blogです。

主人公が、下鴨矢二郎に見えて仕方がない。

 

 

田舎町で起きる連続殺人。

遺体は損壊されていて、体の一部が行方不明になっている。

快楽殺人のヨカーン!

犯行現場には謎の黒い、コールタールのような液体が…。

 

 

 

クレイトン郡にある小さな街。

クリーヴァー葬儀店の主でエンバーミングも行う母と暮らしているジョン

彼は、ソシオパス(社会病質者)と診断されてカウンセリングも受けていたん。

「エンバーミングの手伝いなんかさせてたせいかしら」

 

 

街は連続切り裂き殺人鬼の話題でもちきり。

家にも遺体が運び込まれます。

 

 

ある日ジョンは、「このおっさん怪しい」と目星をつけていた男を付けているうちに、本当の殺人現場に遭遇。

犯人は、お隣に住む温厚な老人クローリーさんでした。

内蔵を取り出してはるやん、完全に切り裂き犯やん!

うひょー!

 

 

 

 

被害者の奪われた体の部位を調べるジョン。

「肺、腎臓、腕…次はどこを狙う」

 

 

クローリーのあとを付けていたらまたもやクローリーがKILLってる場面に出くわしちゃって、ソシオパス的には嬉しいねんけど、見過ごすこともできず警察を呼ぶジョン。

ところがここの警察は、アカン警察でした。

やってきた警官もKILLされます。

クローリーは何事もなかったかのように、妻のケイと電話してやがるやん。

 

 

興味を惹かれるジョンは、

「お前の正体を知っている」って書いた紙をクローリーさんの車のフロントガラスに置いときます。

ソシオパスにとって、ウフフ展開。

 

 

 

それとなく様子を見てたら、かれこれ一週間ほど引きこもってるクローリーさん。

ケイが言うには「心臓の具合が悪いのよ…あっちこっち悪いところばっかり出てきて…齢とるってや~ね」だそうな。

クローリーは「もしワシが死んだら妻を一人にするのが辛い」と凹んでらっしゃるじゃないの。

 

 

ジョンがクローリーに脅迫電話をかけてたら、クローリーが車で「脅迫している誰か」を探しに来はる。

なんとか逃げ切ったジョンだけれど、別の誰かが犠牲になってるのを見かけます。

でも、そんなこと知らんと素通り。

(ジョンはクリスマスプレゼントでもらったパンダのマスクを付けてるので正体をまだ悟られていません)

 

 

ジョンはクローリーの自家用車にGPSをセッティング。

彼が家を出ていった間に、家に忍び込み、寝ているケイの写真を撮ろうとします。

「お前の家も嫁も知ってるで…」と言う無言の圧力をかけようというのかしらん。

ところが「曲者!」と気づいたケイが暴れたため、思わずぶん殴ってしまい、ケイはポテチン。

 

 

ケイは意識を失ってるだけなのですが、ジョンはカウンセラーに「やらかしちゃったー」とTEL。

「大丈夫だ!」と背中を押してもらったので、当初の予定通りケイの写真を撮って送信♥

それを見たクローリーはすっ飛んで帰ってきはる。

ギリ逃げ出したジョンは、クローリーの車の中で絶命したカウンセラーを発見。

ジョンを探していて犠牲になったのだ。

 

 

心臓を狙われる!ジョンはカウンセラーの遺体を隠します。

家の中からは、絶叫が聴こえてきますが、知らんがな。

 

 

クローリーはジョンが脅迫者だと突き止めましたん。

殺されてしまった人の葬儀の席に現れるクローリー。

「ここでぼくを殺す?人がいっぱいいるのに」

「ワシを舐めるなよ、小僧。ワシはもう、何百年も人を殺して生き延びてきとんねんぞ、ゴルァ」

 

 

 

 

ジョンは葬儀会館にクローリーを閉じ込めてやっつけようと思ってたのに、ママ上が上のエンバーミング室に残っていることがわかってビックリ。

クローリーが、ママ上を盾にして「心臓を寄越せ―」と要求。

 

 

すったもんだの果てに、なんとかクローリーを遺体用のベッドに拘束。

エンバーミングの基本、血抜きをスタート。

クローリーの体内から出てくるのは血液ではなく、コールタールのような黒い液体。

 

 

体液から異型の生物が出て来はったーーー!?

 

 

そう、クローリーは人間の皮をかぶった異型のもの(多分エイリアン)だったのです。

瀕死の化物は「俺の代わりに、妻を頼む…」と言い残し、死んでしまいはった…。

 

 

ケイが言います。

「出会ったのは私が30の時。当時は30にもなった女は売れ残りだったの。

彼を食事に呼んだら、私の家族が心から彼をもてなして…。

彼ったら、台所で泣いてるの。

泣きながら『愛してる』と言ってくれた。

体調が悪くなっていって…それでも『永遠に君のそばにいる』なんてね…」

 

 

サイコパスでもなければクリーチャーモノでもなければ。

愛の物語やったーーーーー!

 

 

      おしまい

 

 

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多分、この結末で「良い」と評価する人と「なんじゃこりゃ」ってなる人、真っ二つだと思います。

マダムは、異型のものでありながら、愛を教えてくれたケイのため。

ずっとクローリー「ずっクロだよ!」で居続けることを選び、人を殺め続けたその心意気に、ちょっと泣けました(泣きツボ)。

 

 

本来なら、使用している肉体が若いうちに、さくっと人をKILLって、別の肉体に入れ替わって…そうやって長い長い年月を生きてきたのでしょう。彼は。

でも、クローリーでいるためには、加齢と共に衰える肉体のスペアを手に入れないといけない。

ケイ以外の人間はパーツを供給する部品庫。

 

 

そんな人外のものがケイと言う女性には永遠の愛を誓う。

美女と野獣や。

ケイが死んでしまったら、クローリーも、死を選んだかも。

 

 

タラーえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんえーんタラー

 

 

さて、結構褒めてますが欠点もあります。

とにかくかったるい。

あっちこっちを手際よくまとめたら、20分は短くなりそう。

雪の降る寒くて小さな街が舞台で、画像がザラッとしています。

ここも好みが分かれるかなぁ。

 


なんか、想像してたんと違いました。
いやいや、どえらいとこに着地したな!って思っちゃった。

 

 

 

 

ジョン、若干人道的にどうかと思う部分もあるし、コミュ障だし(友人にそういうことを言うたらアカン、たとえ心の中で思うてても、口にしたらアカン)…ですが、それなりに好奇心が旺盛な普通の子です。

 

 

家が葬儀屋で虐めにあってて。

そりゃ若干、心もへし折られていくよなぁ。

自分の心を守る処世術として、異常なものに逃避する気持ちも分からないではない。

でも、たるい…。

 

 

前半のスローペースをクリアできたら、なんとか…。

 

 

ケイの告白が、結構ズシッと心に響きました。

愛ってなんやろう。

クローリーは、愛のために「異型」であることを捨て、人の世界に潜り込んだ。

さながら、牧村美樹のために仲間を裏切ったデビルマンのように。

初めて知った、人の愛…ってやつですよ。

 

 

ジョンは、他者を受け入れていけるようになるんだろうな…。

なんやかんや言うて、母親思いのええ子やもん。

そういう感慨にふけれる映画。

そして、

ドク(バック・トゥ・ザ・フューチャー)やんかいさーー!と、

そういう意味でも感慨にふけれる映画。

 

 

オススメはしません。

グロも大したことないし(苦手な人には駄目かも)、

中盤でクローリーが犯人とわかり、何者かもわかっちゃうんだけど、

ケイのことが、本当に好きやってんなーとほろっと来ましたよ。

ポチッとして頂けたらほろっとします。

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