マジカル・ガール(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画好き。
日がな一日映画を観てぼーっとしていたい…、
そんな映画感想&日常blogです。


魔法少女も安穏としてられへん時代や
 


白血病の娘のために、恐喝をしてお金を稼ぐパパ。
恐喝された方は、おぞましいことをしてそのお金を都合する。
マジカルマジカル、
無から有は生み出せない…。


 


授業中に回される教師の悪口が書かれたメモ。
見つけた教師が「渡しなさい」と叱る。
「無理です」微笑みながら言う彼女の手から、メモは消えている。
魔法のように。


キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ



白血病の少女・アリシア
彼女は「魔王少女ユキコ」に憧れていた。



入退院を繰り返すアリシア。
アリシアの願いは3つ。
「誰にでも変身できる力」
「魔法少女ユキコのドレスがほしい」
「13歳に、なれますように」



パパはアリシアのためにユキコのドレスを買おうとするが、90万円もする。
失業中のパパにはとても手が届かない。


パパはありったけの書物を売り払う。
それでも手に入るお金は雀の涙。


もう宝石商でも襲うしか無いか…なんてな…。
本気と書いてマジと読む…。
 


大金持ちの妻、バルバラ
少し病んでいる彼女、友人の赤ん坊を抱っこしながら、
「窓から落としたら、どんな顔をするかしら」
くすくすくす。


ラブラブニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒニヒヒラブラブ


バルバラの不安定な心に付き合いきれない旦那は、家を出て行く。
バルバラは、薬を酒で一気飲みして自殺をはかるけれど、ゲロゲロゲローッピ。
その下にいたアリシアのパパにゲロ直下。


バルバラは謝罪し、そのまま大人の関係になる2人。

イエローハーツイエローハーツイエローハーツイエローハーツイエローハーツイエローハーツイエローハーツイエローハーツイエローハーツイエローハーツイエローハーツ



バルバラが起きたら、ペドロと名乗った男は消えていて、旦那が帰宅していた。
ペドロから脅迫電話がかかってくる。
「旦那にチクられたくなかったら、携帯番号を教えろ。
昨日のことは全部携帯に録音してある」


バルバラは古い友人のアダに会いに行く。
「お金がいるの、用立てて欲しい。
なんでもするわ。ええ…なんでも…。
ただし挿入は、無し」


アダが提示した仕事に行くバルバラ。
衣服を脱ぐバルバラの身体には無数の傷痕。
 


迎えた車椅子の男性が言う。
「ブリキ、この言葉を覚えておきなさい。決して忘れないように。
この言葉でないと、
止められないからね」



そしてバルバラは、脅迫された金額を手に入れる。
ひどく憔悴したけれど、これで終わり…。

バイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイ


パパは金を受け取り、アリシアにドレスを買ってあげた。
でもアリシアは何かを探している。
ユキコのアイテム、ハートのステッキがなかったから…。


ハートのステッキも、また法外な値段。
パパはもう一度バルバラを脅迫する。


「2万ユーロ」


バルバラにそんなお金はない。
金持ちと言っても、それは旦那のお金。
バルバラが自由にできるお金ではないのだから。


バルバラは決心する。
もう一度あの屋敷に行くことを。
「トカゲの部屋にはいるわ」


 

アダは顔色を変えてやめろというが、バルバラは勝手に約束を取り付けてしまう。


トカゲのマークが入った部屋。
そこには以前のような「ブリキ」に匹敵する言葉はない。
つまり入ったら最後、事が終わるまで出てこれないということ。
自分の意志で出ることが叶わない部屋…。

バツブルーバツブルーバツブルーバツブルーバツブルーバツブルーバツブルーバツブルーバツブルーバツブルーバツブルー



元数学教師のダミアンは刑務所から出所する日を迎える。
「もっとここにいたい…バルバラと再会するのが怖い」
だが運命は、ゆっくりとそれぞれを結びつけてゆく。



ダミアンが暮らしているアパートの階段の踊場に、バルバラが倒れていた。
意識は辛うじてあるものの、見るからに危険な状態。


病院に担ぎ込まれたバルバラは全身を包帯で巻かれていて、かなり手酷い暴行を受けたことが推測される。


バルバラは図書館に本を返して欲しい…と息も絶え絶えに訴え、ダニエルはそれに従う。
本の中に脅迫された金額が隠されていたのだが、そんなことを知る由もなく。


バルバラはダニエルに「図書館でよく合う知らない人に暴行された」と告げる。
「だから…」


キラキラ真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔キラキラ


ダニエルは昔の教え子から拳銃を譲り受け、ペドロと名乗る男、本名ルイスを探し出す。


酒場でルイスと対面し、
「バルバラに頼まれたがもうわしの力では殺しを成し遂げるのも難しい、だからお前がこの銃でワシを撃って警察に逮捕されろ」=「残りの人生を棒に振れ」
と懇願する。
 


しかしダミアンは思わぬ事を聞かされる。
「いやいやいや、私は脅しただけですよ、脅迫したのは認めるけど、暴行なんか奮ってない。
バルバラが私と浮気をしたから、それをネタに強請っただけです」
「浮気?バルバラはあんたと寝たのか?」
「ええ」
「バルバラは、あんたのために旦那を裏切った?」
「ええ」



ダミアンはルイスのこめかみに銃弾をぶち込む。
その場にいた店の人も皆殺される。


録音してある携帯電話を取り戻しにルイスの家に向かう。
家の中では「ユキコのテーマ」が鳴り響き、ユキコのコスチュームを身にまとったアリシアがいた。


アリシアがじっと見つめる。
ダミアンから視線を逸らすこと無く、ただじっと…。

 

そして銃声…。

銃銃銃銃銃銃銃銃銃銃銃



バルバラのもとに携帯を持っていくダミアン。
「渡して」懇願するバルバラ。
ダミアンは携帯を見せ、そして言う。
「無理だ」


携帯は消える。

ダミアンはあの時の教師で、バルバラはあの時の少女。


魔法少女は、もう誰も救わない。


     おしまい

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
 


なんだろう、コレむちゃくちゃ評価が割れそうな気がする。

間がね、暗転してる時の間が、気持ちの悪い「間」なんですよ。
それと、見せないで想像力を喚起させることで、その人の持つイメージを揺さぶる…。


バルバラの行ったあの館で、
「ブリキ」
と言わないと止まらない、
「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを」
な行状が行われてて。

!?ポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーンポーン!?



バルバラは過去にそういう体験(仕事)をしてるから、あんな傷だらけだったんか…一体どんなことが…。
…と想像させるし。
トカゲの部屋は「ギブアップ」ワードがないから、行き着くところまで行く…何があったんや何が!…と。



かつてマジック・ガールであったバルバラと教師ダミアンの間には何があって。
ダミアンは何故に刑務所に入れられていたのか?
とか。


だからあんまりそういうものを想像しない、あるいは出来ない人には?だろうし。
逆に、とても凄いことを想像しちゃう人は、ヒィィィ「おぞましやおぞましや」ってなるんやないかしら。

タラー滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗タラー



アリシアの望みが「パパと一緒にいること」で。
それはアリシアからのメッセージとしてラジオでも流れたのに、パパはたまたま聴いてなかった…。


もし聴いてたら、貧しくとも最後の瞬間まで一緒にいることを迷いなく選んだでしょうに。


魔法少女ユキコになりたかったアリシア。
魔法少女になれず魔女になってしまったバルバラ。



エキセントリックなバルバラは、旦那が家出したら己の額を打ち据えて傷を作ったりする程。
ちょ…あんた!!!って言いそうになる厄介な女…。


メモが消えたことでダミアンはパニックを起こし、まんまとバルバラの手の内に嵌ってしまい。
携帯が消えたことで、漸くバルバラの支配から逃れられる…わけないか。


魔法少女は、魔法でみんなを幸せにするけど、
魔法を使ったからと言って自分も幸せになるわけではない。
好きや愛が魔法少女の力になっても、
好きや愛でなんでも解決するわけじゃない。



サリーちゃんやアッコちゃんのように、
魔法だけで解決出来た時代は、
はるか遠くに行ってしまった。


魔法少女がいるだけで、全てが丸く収まる時代も、
どこか遠くに行ってしまった。



アリシアと言う魔法少女は、バルバラと言う魔女に間接的に殺され。
バルバラはアリシアと言う魔法少女に繋がるもののせいで、身も心もボロボロにされる。


ハートブレイクハートブレイクハートブレイクハートブレイクハートブレイクハートブレイクハートブレイクハートブレイクハートブレイクハートブレイクハートブレイク


けど、バルバラは生きている。
多分これからも、心に闇や鬱屈を抱えながらも強かに生きていくんだろうなぁ。


そしてダミアンは、これからもバルバラと言う魔法少女の成れの果てに、ずっと飼い殺しにされていくんだろうなぁ。
哀れな…。



それが至福なのか、呪いなのかは、
バルバラとダミアンにしかわからないことですけどね。


何でもこの作品、まどマギにインスパイアされたとか。



魔法少女も、愛のために世界を何度も繰り返させたり、
他の魔法少女とバトル・ロワイアルせなあかんかったり…。
魔法少女がのほほんと平和を享受してた時代は、

終焉を迎えたようですな。



アリシアが侵入してきたダミアンを、
「マジカルゥゥゥ~~~」
と言いながら惨殺したら…って、それもう違う魔法少女やがな!
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