さよなら渓谷(ネタバレ) | 映画でもどうどす?

映画でもどうどす?

映画好き。
日がな一日映画を観てぼーっとしていたい…、
そんな映画感想&日常blogです。

 

それは怨嗟でもなく愛でもなく…

 

 

 

幼児殺害事件が起きた、とある田舎で、

その男女は暮らしていた。

激しく求め合う二人だが、実は…。

 

 

 

今日人類が木星についたYO~、それはさよなら人類!

 

 

我が子を殺すというセンセーショナルな事件が起きた、山あいの村。

我が子を殺害したと思われる母親が逮捕されていかはる。

 

 

このシーン、コントラストが非常に鮮やかで、あの秋田の事件を思い出させつつも、あの事件とは違う色合い…みたいなのが巧く表現されてます。

 

台風台風台風台風台風台風

 

 

まぁ、えらい騒ぎやねぇ…とその様子を見ている男女は、事件を起こした母親・立花と同じ団地(長屋?)の隣人である尾崎俊介とその内縁の妻、かなこ。

 

 

ルポライターの渡辺は「我が子殺害事件」を追っていますが、嫁とは非常に不仲。

ラグビーで入社した会社を怪我が原因でやめた後うだつのあがらない夫に嫁はかなり苛ついている模様。

 

 

 

 

かつて野球をしていたという尾崎に、ちょっとシンパシーなんかも感じちゃう渡辺。

 

 

尾崎とかなこは、隙があったらマグワイヤー!

何かもう、マグワイヤーしないと、存在の根底が瓦解していくような、そんな切羽詰まった感さえあるマグワイヤー。

 

ハートハート♂♀ハートハート

 

 

騒がしい事件も終わりかと思った頃、

かなこから「うちの旦那、立花さんと不倫してはりました」とのチクりが!

 

!!ポーンポーンポーンポーン!!

 

 

そんな噂もチョロっと出ていたことから、子供がじゃまになってKILLした…というストーリーをつくり上げる警察ですが、俊介は何も言いません。

 

 

 

実は俊介には、昔野球部の仲間と一人の女性を集団手籠めにした事件を起こした過去があったのです。

 

 

被害者の女性は、事件の傷が癒えた日に見えた後も、いつも過去の事件を暴かれ、その度に過去と対峙し、被害者なのに加害者のごとく忌み嫌われ石もて追われ…な生活をしなくてはならなくなり、

結婚したら旦那からDVを振るわれ…。

 

 

何この人生、キシャー!

氏ぬから!ウチ、もう生きてる意味無いから!

何度か自殺未遂を繰り返した後消息不明になりました。

バイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイバイ

 

 

渡辺の部下の女の子は、尾崎にちょっと肩入れする渡辺に、

「もうその女の子は…氏んでるかもですね」

と言い放ちます。

 

 

がーーーん!な渡辺。

ガーン滝汗滝汗滝汗滝汗ガーン

 

 

 

しかし、その被害者が生きているっぽいですよぅ、彼女を最近見かけた人がいるらしいんですぅ…と部下の女の子から聞いた渡辺は、

ピカラットするものがありました。

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

 

尾崎たちに穢され絶望の淵を歩いたその女こそ、かなこ!水谷夏美!

かなこ…この名前は一緒に男たちのもとに行ったにもかかわらず、とっとと逃げ、不幸を逃れた友人の名前でした…。

 

 

 

かなこ…病んでるなぁ。

 

 

では、かなこは何で尾崎と一緒におるんでせう?

 

 

尾崎はかなこに対し、半端ない贖罪感を抱えていました。

他の加害者たちが、まるで武勇伝のようにちゃらけて話題にしてる時も一人苦悩してはります。

 

 

どうしても、かなこに謝罪したくて、

かなこを追いかけ回し。

将来を嘱望されていた証券会社を辞め、婚約者も捨て、かなこと放浪の旅に出て。

そしてかなこと暮らし始めます。

 

 

やり直すには旅から!

お決まりなん???

 

 

 

かなこもまた、過去を穿り回さない…穿り回「せ」ない尾崎といることで、忌まわしい事件に怯えること無く生きていけたのです。

「だって、彼は、あのことを知っているんだから」

 

「だけど、幸せになることは許さへん」な、かなこ←ドS

「幸せになろうとは思わへん」な、尾崎←ドM

 

 

 

「ウチは(ワイは)不幸になるために、生きていく!」(ハモりながら)

…てなわけで暮らし始めた二人ですが、意外とこの暮らしが楽だったようで。

 

 

尾崎はかなこに対する「ごめんね」な気持ちから、かなこが自分を無実の罪で警察に売りつけても黙って耐え忍んでます。

面会に来たかなこと、豆腐の会話。

 

 

 

かなこが「あのチクりは間違いでした」というので尾崎は釈放されます。

ビールで祝杯を上げる二人。

 

 

かつて尾崎にビールを注ごうとされた時、かなこはあの事件を思い出して拒否しますが、今は普通に注いでもらってます。

生ビール生ビール生ビール生ビール生ビール生ビール

 

 

二人の距離が、限りなく近づいていった証が、ここに現れてるわけやね…。

こうして、また元の生活に戻る二人…。

 

 

 

 

渡辺が尾崎に会いに来ると、尾崎は美しい河原で涼んでいました。

「かなこは出て行きました、置き手紙一枚だけ残して…」

絶句する渡辺。

!ゲッソリゲッソリゲッソリゲッソリ!

 

 

「でも、かなこを探してみせますよ」という尾崎。

 

 

渡辺は問います。

「もし過去に戻れるなら。

事件を起こさなかった人生と、

かなこさんに出会えなかった人生、どちらを選びますか

 

 

尾崎がなにか応えようとしたところで。

 

     おしまい

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

 

敢えて茨道を歩む男と女のラブソング。

 

 

かなこは気の毒ですが、あそこまで他人の人生を振り回す必要はないし、自分の人生を貶める必要もないんちゃうのん?と、マダムは思いました。

 

 

いくら不幸になるために生きていると言っても、

幸せになれるチャンスがあるなら、そのチャンスを逃さないのも、ある意味過去の事件に対する、決別になると思うんやけど。

 

「ウチは幸せになることで見返したる」

これもまた一つの決着の付け方やん?

 

 

そりゃ、ああ言う事件に巻き込まれた人の気持ちは当事者でないとわからないよ?

でもその当事者の気持も、

人それぞれで違うじゃない。

 

 

アテクシはネガティ部所属だし、過去は過去と割り切れる人間ちゃうんやけど。

 

 

それでも、いつまでも過去と向き合って、他人を恨んで生きていくのは、

正直

面倒くさい

やん?

 

 

結局かなこは尾崎に甘えてはるんやん。

「フフフ、つかまえてごらんなさ~~~い」

「ハハハ、待て~~~~」

   上矢印

こんな感じ?

 

 

尾崎の気性から行って、きっとかなこを探しに行くだろうし、そしてかなこに翻弄されて、ドMの花道を歩んでいかはるんやろうね…。

 

 

大変面白い作品でしたが、

共感はできませなんだ。

 

 

 

 

あと、渡辺がした最後の質問の答は。

 

「あの頃に戻って、かなこを助けてヒーローになって、

普通に付き合って結婚して、

子供が3人くらいいて…」

と妄想駄々漏れなセリフが続きそうなのでカットしはったんちゃうかと思います。

 

 

つか、

かなこのいる人生が、あなたにとってどれほど大事か?

大事じゃないのか、ホントはフツーの人生やり直したいんちゃうんか?

って質問なんでしょうけど。

 

 

そんなくだらん質問して

どうなるっちゅーんやろう?

 

 

割れ鍋に綴じ蓋カッポーってことで…。

好きにしはったらよろしいわ。

 

真木よう子は綺麗だったな-。

つーか全く前知識なくて

母親の我が子殺害事件の映画と思ったら全然ちゃうやんか!

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