戦争経験者が育ての親である、ぼくら世代は、

 

食うに困ることもなく、のんびりが最高!だったので

 

ノンポリ=ノンポリシーと思い込んでいた節があり、

 

主体性の無い、ブラブラした生き方が新しい生き方だと

 

おおざっくり、感じていたと思う。

 

実際はノンポリティカル=政治運動に関心が無いこと。

 

だそうで、まさに時代的には学生運動とか

 

やる氣ありません派ということになる。

 

実際やるも何も、芸大生になった頃には

 

既に学生運動は下火になっていて

 

学食の壁にデカデカとシュプレヒコールの

 

キャッチらしき文字が残っていたぐらい・・・・。

 

みんな、ぼんやり暮らしていた。

 

だから、学生たちは芸大に入ったからには普通に

 

セザンヌ、マチュス、ピカソ・・・・を真似。

 

って感じだった。

 

逆に何の疑いもなく、そこにいくか?

 

と心配になるくらいだった。ただ、それさえ

 

無かったわたしは、まさに煮詰まっていた。

 

同じように煮詰まっている奴はパッと見、判別できず

 

グダグダしていただけだった。

 

やるべきこと、方向がとりあえずであった、見えてたであろう

 

みんなが羨ましかった。

 

まぁ今も似たようなとこあるか・・・。