デザインする・・・・
会社勤め当時から、普通に毎日仕事としてやってたこと。
クライアントの思いを、課題を、営業担当者を通しての
所謂"伝言ゲーム"状態からのインプットで、
"デザインする"という作業を始めるのだが、
予算的に大掛かりな物件の場合、作業の手始めは
現場リサーチに行ったりする事だったりする。
で、実際の現場に、時によっては代理店担当者含め
数人でゾロゾロと連れ立って見に行き、歩きまわって
関係者のお話を聞き、その魅力に触れつつ、現地の様子、
仕組み、製品の製作工程を見たりして、過ごすのだけれど
ほとんどの場合、
私は感動する。
現場の情熱と
担当者のお話に!
でもって、もうこれでいい。
この状態こそが見せるべきものだし、このままで
見てもらわないと魅力は伝わらない!!・・・そうなってしまうのだ。
だから、デザインは当然
今のままがベスト!!からスタートする事になり
お客様の希望は
ほとんど叶えられない(笑)
お金を出すのはお客様であるはずなのに
その希望は叶えられないプランを平氣で出そうとするのだ。
これしかない!と信じて。
っていうか、実際は段階がいくつもあるので、
その方向で体裁を整えようとするのだ。
代理店経由の場合、彼らの意向もあったはずなのに
なぜか勢いに代理店も飲まれてしまっていたのかもしれない・・・・。
考えてみれば、その方が困ったものだけれど。
それはともかく、
勝手に正義を振りかざす感じ・・・・とでも言いましょうか。
これが正解!これしかないでしょ!!って勢いでデザインしてた。
だから、コンペに失注したとしても、正しいっぽいことをしてる感じがしてたから、
負けてもしょうがない。困ったもんだねーと思っていた。
つい最近まで。
ここ最近、なんとか以前とは違う視点を手に入れてホッとしている。
出展者様としっかりお話ができた事で、見えてきた切り口でもある。
その意味では、コロナのおかげかもしれない。と感じている。
