「猫追(ねこはざま)」という街に住む女子高生・なつめと親友・ちひろは
ある日瀕死の重傷を負った猫を助けた事により
猫を買い集めている謎の「猫売り」と遭遇。
そして不気味な猫売りから受け取った石鹸の影響でちひろが猫になってしまい、
猫売りや謎の組織・防疫局相手に追いつ追われつの逃走劇を始めるが…
といった内容。
とにかく絵柄が凄い好みでして、ほぼほぼ表紙買い。
内容とか特に仕入れないまったく素の状態で読み始めたので
女子高生剣士が猫と一緒に繰り広げるファンタジー色が強い内容かな？
と思っていたら、のっけから大分ダークでハードでホラーな仕上がりで
いい意味でギャップにやられた！ってなって大変ヨカッタ。
ある意味ファンタジー色は強いですが。ダーク方面の。
とにもかくにも表紙からして
なつめのキリッとした眉毛がもうたまらんのですわ！(購入理由の8割)
かなり百合こじらせてるし！縞パンだし！縞ブラだし！！
でもちひろの方がサービスいいよね。２回もおっぱい出すし。すぐ猫になるけど。
基本的になつめの原動力が「ちひろ大好き！」という一点だけなので
ちひろのためなら本能大爆発して大暴れするし、
ちひろがいなくなると居た堪れなくなるほどパワーダウンするギャップも愛おしい。
見た目にたがわぬうさんくささな防疫局の霧島主管(イケメン)、
ゴリラ先輩や剣道部のゆかいな仲間たちと、他の登場人物もいいキャラ揃い。
なにより山椒魚みたいな風体なのに何故かセーラー服を着てて妙にかわいい
「猫売り」の存在が不気味でたまらん。本編じゃ中々にエグイ大活躍をしますが。
アクション多目だけど思いの外バイオレンスな描写もあるので
痛いの・怖いのが苦手な人はちょっと辛そうな漫画かもしれんなー。
それでも展開のスピーディーさと謎をはらんだモノガタリが味になってるので
web更新おっかけながら読もうかなと迷うぐらいには先が楽しみです。
ただ、単行本収録が9話まで、今日(10/3)時点での最新話は11話なんで
見事に10話だけすっぽ抜けちゃってるという。
そして2巻発売予定が2018年初夏。
おのれコミックガム…！
ちなみに作者である高津先生が猫好きだそうで、
広い意味ではネコ漫画ではあるものの猫好きには大分キツいシーンもあり、
じゃあなんでそんな漫画に仕上がったかの経緯がカバー裏で語られてまして
「この担当何言ってんだ！」って気分になること請け合い。
おのれコミックガム…！！