今日の映画:「フォレストガンプ」 | TVXQは近くにありて想ふもの

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こんにちは



ついにわたくし「フォレストガンプ」を観ました!

ついに、というのはですね
28年前に劇場公開されたこの映画
アカデミー賞やゴールデングローブ賞などを獲りまくった名作だというのに
当時18歳の私は嫌な感じに尖っていたので観たことがなかったんですよね

( マωツ)「あー私ぃ、ミニシアター系の映画しか見ないんでぇ(笑)」←嫌な感じの尖り方

なので、当時流行った映画はほんまに観てなくて後悔したよね
タイタニックとかも、あんなん劇場でこそ見るもんじゃね?!と、今なら思うし
何より人から勧められたものや評判のものに対する反抗心みたいなものが邪魔をして、ほんまに素直じゃなかった
でも今なら思う
勧められたら一回は見る、試す
という人生じゃないと損をする
見て経験して判断しても全然遅くないし、見も体験もせずに評価するのは愚か者のすることだと知りました(実感)
まああの頃若かったしね昇天



ああまた無駄話をw

結論
めっちゃ面白かったです
けどね、フォレストガンプに関してはあの頃見ときゃ良かったとも思うけど
歳を重ねた今だからこそ理解出来ることもあるなあと思うので
個人的には、今観られたことに意味があるのかもしれないと感じています
しかも初見
めちゃくちゃ号泣したよ...







では、今更感はありますが自分のための感想文です
こっから先はネタバレします





















ほとんど前知識無しで見ていた為、冒頭にトム・ハンクス扮する主人公フォレストがいきなりバスの停留所で同じベンチに座る見ず知らずのご婦人に話しかけて身の上話を始めたのは驚きましたが
その話しぶりからして、なるほど
少しばかり個性的な主人公なんやなと理解
同時にプレスリーが出てきたりして時代背景も分かりました

フォレストの母親がシングルマザーの理由は何かありそうだったけど、その辺ははっきり描かれず
それでもフォレストが素直でまっすぐで物怖じしない少年へと育ったのは、母親の愛情をたっぷり受け取っていたからにほかならないんだろうなあ

生まれて初めての学校に行くことになり
なかなかスクールバスに乗らろうとしないフォレストに対して
仲里依紗似の若い女性ドライバーとの会話
「これは学校に行くバスよ?分かってる?」
「知らない人と話したらいけないんだ」
「...」
「...僕はフォレスト・ガンプ」
「あたしはドロシー・ハリスよ」
「もう知らない仲じゃないね」(ニッコリ)
ドロシー(ニッコリ)
のシーンとても好き

そしてフォレストは運命の少女、ジェニーと出会う
フォレストに「走って!走るのよ!」と言い
彼をある意味解き放ったジェニー
フォレストがその後大学のアメフトで活躍し、陸軍に入隊してベトナム戦争に行かされ、無二の親友と出会い、そして永遠の別れがあり、のちに除隊して
彼の夢だった海老捕り漁船に乗り海老を捕りまくって、両足を無くしたかつての上官との友情を育み
彼なりにまっすぐ生きていた間も
彼の中にはジェニーが輝く存在として在り続けているんですよね
彼は常に走っていた
それはあの時のジェニーの言葉があったから

だけど、何年かに一度会ったり噂を聞くジェニーはその時々で過酷な状況にあったり
時代に流されていたり
でも、その背景には家庭環境から来るトラウマや金銭的な事情もあったと思うんだよね
そのへんもはっきりとは描かれてないけど

ずっとずっと子供の時と何一つ変わらず無垢でまっすぐでひたむきで「正しい」フォレストガンプ
対して、どんどん時代に侵され堕ちてゆくジェニー
この対比がものすごく辛くて悲しくて残酷でした
ジェニーにとって、彼は眩しすぎたんだろうな...

そんなジェニーと全く会えなくなっていたフォレストが、ジェニーに招待されて向かった先にあったのは
5歳くらいの少年を育てる落ち着いたジェニーの姿
彼女は結婚したのだと思ったけど
違っていました
その子はたった一度フォレストと関係を持った時の子で
ジェニーにとってもフォレストにとっても宝物のような存在
泣くやろ、号泣やろ
だってジェニーは病魔に.........真顔

最後にさ、少年がパパと一緒に停留所でバスを待っているとスクールバスがやって来て
ドアが開くとお年を召した女性ドライバーが
「これは学校に行くバスよ?分かってる?」
と言うと、少年は笑って
「知ってるよ、ドロシー・ハリスだよね」
って答えて
二人は笑い合う
このシーンでまた号泣

この映画は、どのシーンにも誰かの琴線に触れるものが散りばめられていると思いました
でも、泣かせようとしているのではなく
人生も運命も淡々と過ぎてゆく
ただそれを描いた映画なんではないかな
だからこそ訴えるものがあるのかもしれない

若い頃に観たきり、という方は
もう一度観てみるのも良いのではないかなと思います
今だからこそ違う感覚をもって
軍で出会った彼らのことや
バスの停留所で出会った人達や
あの頃の皆さんよりも歳を重ねていたキャラクター達の気持ちなんかが垣間見えるかもしれませんし
もしかしたらフォレストを息子のように思うかもしれません

もちろんこれは私の主観まみれの感想文ですので
マツリカはそう思ったんやな〜
くらいに受け止めて下さればと思います

名作に出会えるというのは幸せなものだな...





以上、「フォレストガンプ」感想文でしたにっこり