映画『去年の冬、きみと別れ』 | 牧内直哉の「フリートークは人生の切り売り」Part2
2018年03月12日(月) 02時33分05秒

映画『去年の冬、きみと別れ』

テーマ:映画

去年の冬、きみと別れ

(上映中~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡、J-MAXシアターとやま)

 

芥川賞作家・中村文則さんのサスペンス小説を瀧本智行監督が映画化したもので、例によって原作未読です。今、同じく中村文則さん原作の映画『悪と仮面のルール』も公開中で、それは3月16日までなので間に合わないだろうと思いつつ、そっちも観てみたくなりました。本作はそんな映画でした。

 

宣伝文句にあるように「全員ダマされる」かどうかは分かりませんが、僕の想像の上を行っていたことは確かです。あ~そうだったのか!と分かった気になった次の瞬間に、それが勘違いだったと分かる真実が語られたりして、そういう意味では満足でした。でも、もっと面白く出来たような気も・・・。

 

若手フリーライターの耶雲恭介は、盲目の美女の不可解な焼死事件の容疑者で天才カメラマンの木原坂雄大について書きたいと出版社に売り込みに行き、その姿勢が妙に評価されるところから物語は展開していきます。が、そんなに上手くいくかなぁ。などと、フィクションのリアリズムを感じない点は幾つかありました。

 

主人公の耶雲に最初から人としての魅力を感じないし、頑張る理由がライターとしての野心では説得力がない。なので、序盤は少ししんどいのです。が、小林編集長の“ある事実”が分かってから俄然面白くなりました。小林さんの仕事の考えには共感していたのに・・・。小林役の北村一輝さん、やっぱり上手い!

 

耶雲は岩田剛典さんで、彼の婚約者は山本美月さん。この二人はルックス重視系ですが、北村さんや木原坂雄大役の斎藤工さんが上手く引き上げていた印象です。あと、サスペンスなのであんまり書けないんですけど、盲目の美女役の土村芳さんが、美女というより素朴に素敵なお嬢さんって感じで魅力的でした。

 

序盤でいきなり「第二章」って出てきまして、第一章はなかったよね?と思っていたら・・・。これはなかなか上手い演出でした。タイトルの意味も最後になって理解できます。その行動は「愛」なのか?それとも?とか、結局、一番「○○」だった彼は、あの後どうしたのか・・・とか、いろいろ考える面白さもありました。

 

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