2017年11月14日(火) 01時05分19秒

映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』

テーマ:映画
『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』
(上映中~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡、J-MAXシアターとやま)
公式サイト:http://www.last-recipe.jp/

「料理の鉄人」の演出家・田中経一さんの同名小説(例によって、僕は未読)を、
滝田洋二郎監督が映画化しました。滝田監督、新作5年ぶりですか~!
でも、来年公開の作品も控えていて、監督は撮らずに構想するのも仕事なんですよね。
とにかく、本作は久々ということもあって、“渾身の一作”という感じはしました。

二宮和也さん演じる主人公の料理人・佐々木充は、一度食べた料理の味は忘れない、
絶対味覚(映画の中では“麒麟の舌”と言われてます)の持ち主。
そんな充が中国料理界の重鎮・楊清明に依頼されたのは、
満州時代に天皇の料理番だった山形直太朗が考案した「大日本帝国食彩全席」の再現でした。

「大日本~」は112品からなるフルコースでレシピは残っていませんでした。
しかし、充は再現への挑戦の為、調査を始めます。5000万円という成功報酬のために。
そう、充は料理の腕は天才でしたが、究極を求めすぎて、仲間がいなくなり、
自分の店を潰して、簡単に返せない多額の借金を抱えていたんです。

充はなかなかにダーティーな男でして、「麒麟の舌」を活かした「最期の料理人」として、
依頼人の死ぬ前に味わいたい料理を作り、100万円の高額報酬を借金返済に充てていました。
心からお礼を言う依頼人に対して、クールに「支払いを・・・」と要求します。
(いきなり登場した依頼人が郷秀樹・・・、じゃなくて団時朗さんでした!)

それが現代(といっても2002年)の設定。そこから舞台は満州に移っていきます。
山形直太朗を演じているのは西島秀俊さん。その直太朗を支える妻は宮崎あおいさん。
これはあくまでも僕の見方ですが、主役は間違いなく二宮和也さんなんですが、
主人公は充ではなく直太朗だったんじゃないかな・・・というのが素直な印象。

というか、キャラクターとして充にはなかなか感情移入も共感もできませんが、
ゼロからレシピを完成させるも、時代に翻弄され、意を決する直太朗は応援しやすい。
西島さんもですが、宮崎あおいさん、こういう妻役が本当にはまりますね。
行き詰った直太朗に「自分の作った料理は・・・」と正す台詞。グサッと来ました。

これ、料理の世界だけの話じゃないですよね。
映画作りでもそうだろうし、僕が生きているラジオやテレビの世界も同じです。
私生活が“ぼっち”なのはともかく、ラジオでは一人で抱え込むことも多いし、
「僕の話って・・・」てなることも・・・。まぁ、そういうことです(どういうこと・・・)。

満州は歴史認識でいえば不幸な出来事ですし、
たった13年5カ月しか存在しなかった国ですが、その中で様々な出来事があり、
物語の舞台になるとスケールも大きくなって面白いです。
本作の脚本はフィクションですが、実話のように演出しているところにも惹かれます。

演出という点では、充は幼い時に両親を失い施設で育ってまして、
そこから料理人になっていく流れ、いかに斜に構えて生きてきたかをもう少し知りたいなぁ。
と鑑賞しながら感じていたのですが、そうしていないことには理由がありました。
また、「塩味が・・・」「不幸のレシピ・・・」等の台詞が後で生きてきて上手いな・・・と。

もちろん、料理の映画ですから、美味しそうな映像が次々と!
いきなりのオムライスに心躍り、ロールキャベツ、ビフカツサンド・・・などなど(^^♪
ビフカツ・・・、大阪時代は馴染み深かったのですが、最近はご無沙汰だなぁ・・・。
大阪では「カツサンド」といえばビーフが主流・・・ですよね?違います?

充の理解者の役を綾野剛さんが演じてました。またしても綾野さん!
でもって、やはり当然というか、コウノトリ先生とも佐藤さんとも違うキャラクターです。
あと、大地康雄さんの時代によって変わる若作りが・・・。ツボに来ました。
いや、好きなんですよ大地さん。恋するトマト クマインカナバーは名作ですよ!


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