10月11日(土曜)台風19号

未曾有の巨大台風が襲ってくる。備えて憂いを無くす努力が凄い妻。彼女の大号令の下様々な準備を、といきたいところだが、どうも身が入らない。

起きてきたはいいが、リビングのソファでさっそく二度寝をし始めた長女、私は私でイベントの準備のため下調べに、連絡ごとや、電話打ち合わせに追われる、次女は隣のT家に行ったまま帰ってこない、ツインズは可愛いだけで役に立たない。

諸々業務を片付け、ようやく妻に合流したら、彼女が大きすぎるオニギリを作っていたのは笑った。気持ちが現れ過ぎである。

養生テープを窓に貼るも貼り方がなってないと注意される。私も可愛いだけで役に立たない。

夕方、近くの避難所を覗きに行ってみるともう40組ぐらいの人々が避難していた。

家にいて地球史上最大級の台風を待つというのは、変な話、なかなかあることじゃない。惨事が起こらない方がいいに決まっているが、起こらなければ「何も起こらない演劇」みたいだ。
我が家は比較的高地にあるため水害の心配は無さそうだが、風の被害や、ライフライン系の被害は考えられる。

沈黙に耐えられずとりあえず酒を飲む。妻も「わたしも。」と言う。
とくに何も起こらなかった現在地からこの日記を書いているが、私は地球滅亡が来るその日も酒を飲むのだろう。天に祈ることもなく。これが自分の身の程なのかもしれない。

T家から連絡。「うちで飲む?」と。

ということで、場所を移動する。T家もそんな感じの家だったことに笑う。

食料を持ち寄り、状況を見ながら過ごす。途中また避難所を見に行くと避難者が50組とのこと。今思うと、この偵察時が、この辺りの地域の台風ピークだった様。

途中、地震もあったり、神様もいちどきにやり過ぎである。


明日は撮影が予定されている。早めに解散。



暇つぶしにチビAが作った町。