みやみみかた残酷マラソン走ったってよ⑤ | みやみの『住めばmiyako』

みやみの『住めばmiyako』

いつか沖縄で開業する日を夢見て、仕事に遊びに全力疾走中♪

 

 

 

中間地点をなんとかすぎて

あとは下りだけ…という希望むなしく

さらにもう一山のぼります(鬼か)無気力

 

もう、このへんになると単なる意地ですね。

ここまで走ってたきたのだから

「完走」目指すという自分だけの目標。

 

まるで馬返しの最後のよーな

えぐい坂をなんとか走り切り

今度こそほんとうのてっぺんにとうちゃく




 

ここは少しおっきなエイドになっていて

給水のほか給食もあり

わたしもバナナをひとかけいただいて

足が固まる前にれっつらごー

 

こっからはしばらく下り

ただ、上るそばから覚悟していたとおり

ぜったい前モモが破壊するレベルの傾斜魂が抜ける

 

もはや止まることすら難儀のため

ただただ足を前に出し進むのみ。

 

これはキングがおっさってたんですけど

この辺の景気は素晴らしかったようですね。

「日本一美しい村」という評判どおり

眼下に美しい棚田が広がり

つづら折りの坂道の途中で応援してくれている人の姿は

まるで空中に浮かんでいるようで

とても幻想的だったということです。

 

 

 

 

当方ぜっさんポンコツちう。

 

ただただ足の痛みと闘いながら

どーやったら軽減するか

どのポジションがベストなのか

そればっか考えて下っていたので

回りの景色を見る余裕がねー!爆笑

 

それでもしっかり目に映るのは

 

あちこちに張られた手作りの横断幕

ずらりと並んだ車いすに座る笑顔のおじいちゃんおばあちゃん

どんな家の前にも必ずその住人たちがいるし

子どもたちはハイタッチに来るし

 

ええ、言い切りましょう、これは確信もって。

たぶん、全村民が総出で応援してくれている

これがこの大会が熱く指示される最大の魅力

 

そんな熱い声援を受けながら

あとは下りだけ、という皮算用むなしく

またしてもエゲツナイ坂を上っていると

序盤、わたしの周りでは

唯一全部の坂を走っていたあの男性に追い付き

 

「また、おにーさんとわたししか走ってませんよ笑」

 

と声をかけ、そのまま二人で全力登頂。

 

いやー

この最後の坂がとんでもなくキツかったですね。

もはや歩いてるのと変わらんペースで

だがしかし自分比では「走ってる」認定。

上り切って振り向いたその景色。

美しいと言われるその村の唯一の写真となりました(さーせん!)




 

そっからは

おにーさん(Jさん)と残りの道をランデブーラン。

55を過ぎてどんどんタイムを短縮し

昨年サブスリーを達成したという還暦(驚!!)ランナーさん

 

「若いからまだまだいけますよ」って

たいして若くもないけども←

どんどん進化されているパイセンの言葉は

説得力もあるし刺激にもなる!キラキラ

 

おかげさまで

痛みもまぎれよいペースで進むこと数キロ。

「残り1キロ、余力があれば上げますか?」と聞かれ

これ以上は無理でゴザルとゴールでの再会を約し

 

えっちらおっちらウィニングラン。

眼下に見えてきたゴールの運動場。

 

誤解を恐れずにいうなれば

 

今回ほどに「完走」を、

いや、「完歩」でもぜんぜんよかったのですが

とにもかくにも制限時間内に戻ってこられたことに

安堵したのは初めてのこと。(いや二度目かな。去年の野辺山アレ優勝w)

 

くるりと小学校のトラックを回り

takoさんとキングに迎えられ


takoスポーツ



そろりそろりとゴールゲートへ。

 

念願のみかた残酷マラソン

ようやっとフィニッシュです。

 

(つづく)