わたしを富士山に連れてって2018(試走その2) | みやみの『住めばmiyako』

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いつか沖縄で開業する日を夢見て、仕事に遊びに全力疾走中♪

走らないのに富士山試走。

謎のイベント、つづきます。

 

 

富士山富士山富士山

 

 

そうして初めての富士山登頂。

 

調子に乗って山頂ではしゃぐも、




これで終われないのが登山の怖さ。

 

上ったもんは下らにゃいかん。

下界に下りるまでが登山です。

 

お鉢も廻ったし、日本最高峰の富士山剣ヶ峰とかいうとこも行ったし、満足しきりで下山道を探すと、なんか手のひら痺れてね?キョロキョロ

 

始めは、寒さでかじかんだかなーと思いつつ、周りに確認すると、mieちゃまもらんな~さんも同じ症状らしく、これは多分高度的な問題?

 

ヤバイヤバイと、下山開始。

 

まあ、下りだし、上りよか楽だろう、とタカをくくって道を進むと、

 

ナニコレ永遠のループ的なびっくり

 

遥か下まで見えるその道は、これでもかというくらい九十九折になっており、

 

下っても

下っても

下っても

下っても

 

全然終わりがないじゃんかえーん

 

これが下りの螺旋地獄。

 

でっかい砂粒の砂場のような、くそ歩きにくい坂道が果てしなく下まで続いており、

 

ゆっくり歩けるほどの緩い傾斜ではなく(なので勝手に体が進む)

とはいえ、走れるほどの技術もなく、

踏ん張りながらバランスをとり

ゆっくり踵から大きな歩幅で

 

ザクザクザク

 

って、そんな上手く進めるかいなムキーギャクギレ

 

怖いのは、この下山道には、登りほど山小屋がないこと。

 

7合目らへんに一か所小屋らしきものがありましたが、トイレのみの仕様で、飲み物などが切れていても、遥か下の6合目のなんちゃらセンターまで入手できないという。(ちょっと上って登山道に行けばあるらしいのですが、くだってきたもん、また登れるかッむかっ)

 

もともと下りは超絶不得手のわたくしめ。

 

どんどん進むmieちゃまと、飛ぶように走っていくらんな~さんの背中もいつしか遥か下の方へ。


もうただただ、いつかは終わる、それだけを支えに、足を動かし、

 

54回目(※閣下調べ)の九十九を折り、ようやく6合目に到着。

 

いや~、正直この下山は、登りより遥かにつらかったえーん

 

そして、元来た道を進み、再び佐藤小屋から馬返しまで。

 

まあ、これはこれでかなりイヤですが、らせん地獄よりはまだましかと。

 

最後の力を振り絞り、4合目、3合目、2合目、1合目、




そして、無事に馬返しゴール。

※使用後(違いがわからん)

 


 

馬返し~山頂まで 3時間39分

山頂~馬返しまで 2時間47分

※mieちゃまガーミン

 

山頂初アタック、無事にコンプリート致しました爆笑

  

 


富士山富士山富士山


 


そんなわたしの富士山初登頂。

 

実際に終わってみると、あっという間だったなぁと思います。

 

数年前のわたしは、一生富士山とやらには登ることはないだろうと、そんな世界で生きていました。

 

まずもって、富士山は一晩かけて登る山だ、という常識的なアタマがあり、入ってくるのはダークな情報。

 

「山小屋に雑魚寝」

「ご来光とか超絶寒い」

「高山病とかいうのがあるらしい」

 

いや、もうそれだけで行く気が萎え、富士山は遠くにありて思うもの、


だったんですがね。

 

それが、「日帰りで行けるらしい」と知ったのは、つい最近のこと。

 

ただ、それも健脚かつ走力がある超人のなせる業だと思っていたので、それも別世界と思ってたところ、

 

そうこうして知る「富士登山競走」とかいう、わけのわからない恐ろしいレース。

 

五合目コースをクリアした後、四時間半で頂上まで行く、という要綱を知ってなお、五合目~山頂だと信じて疑わなかったかんね真顔

 

それが富士吉田市役所からと知ったときの驚きたるや。本当にいい加減にしてほしかった(だれに?)



 そんなわたしが、いつしかこんな世界に入り、うっかり五合目クリアからの山頂コース。


生まれて初めての富士登山が、試走になることが確定しましたw



そうして見よう見まねで登った富士山。


正直、楽しかった、という思い出しかありません。


本当に、


コースしかり、景色しかり、何もかもが初めてで、ああ、わたしが知らない広い世界にはこんなところがあるんだなぁと、ただそれが純粋に、自分の人生の経験値となり、


知って良かった

見られて良かった

一度でも経験できて良かった


あの幼い頃から親しんできた、けれど遠い存在だった富士山。


これから何度でも、そしてどこからでも(朝ランの多摩川からでも)見えるその雄大な姿を見るたびに、


あそこに登ったんだなぁと


高い頂きを指差して、その事実を思えることは、これからの人生、自分にとってなんだかとても大切なことのようで。


もう、何度も登っているツワモノさんたちに比べたら、なんとも大袈裟な感慨ですが、


富士山に登って良かった。

シンプルに、今思います。



今回、富士山に連れて行ってくれた、mieちゃま、らんな〜さん、ありがとうございます。


来年は、また登れるかな。


試走かレースかのんびり登山か。


また、みんなでわいわいと。

わたしを富士山に連れてってニコニコ