レースレポ続きます。(その2→ ★ )
~25キロ #4分40
うみたまごを過ぎ、大分市内へ向かいます。
このへんから、バンク?と呼ばれる斜めってる道が続き、走りにくいことこの上なし。無駄に足首に負担がかかり、かばうようにして走ると、なんだかおかしなフォームでよたよた。それでも進むしかありません。
このへんで、「ブログみてますー!」とのかわゆい女子からの声援が。人気のないところなので、めっちゃテンション上がります
ありがとー
しかし、時計を見ても見ても、二度と戻らない4分30秒台の数字。
給水で少し減速したのが原因か?
補給食摂るのに戸惑ったのがいけないのか?
自覚がないままどんどんと後ろからくる女子に抜かされます。
たぶん、彼女たちがペースアップしたのではなく、自分が落ちているんだな。。
わかりつつ、見送るしかできない背中。
まだ半分。アオタイですらキロ4分半で35キロまでは行けたのに。
焦っても焦っても、全然足がおいつかないよ。
~30キロ #4分48
25キロを過ぎ、祈る気持ちでカフェイン入りのショッツを摂ります。
昨年、同じ別大で、やはりこの辺でこれを入れたところ、後半どんどん上げていけたので、わたしにとっては奇跡のジェル。
きっと効いてくれるはず。
絶対に効いてくれるはず。
効け効け効け効け効け効け効けきけ・・・
だーっっ!
全然効かねーーーーっっ!!!![]()
![]()
このへんからもう二度と4分30秒台を見ることはなく、むしろ40秒台も首の皮一枚。
もうここはメンタルに頼るしかありません。
「いいか、ここは別大なんだ」キリッ
「苦しかった練習を思い出せ」キリッ
「あの尿管の痛みもついでに思い出せ」…え、尿管…
「そうだろ、そうだろ、あれは二度とゴメンだろう」 …う、うん…
「それに比べりゃ今は楽だろう」…楽じゃねーけど…
「今頑張らねーと別府の神様がまた石送りつけてくんぞ」…どんな神だよ…
「まだ、腹に六ミリの石が残ってっからな!」…こぇぇ…
「今度落ちてきたらレーザーで砕くかんな!」 …ひー…
なんだかお腹が痛くなってきましたww
~35キロ #4分56
27キロ近くで、三回目のねこ部長女のエールを受け、次は41キロ地点とのこと。そこまでは笑顔で辿りつきたいと祈る気持ちで進みますが、もはやこの辺で足は売り切れ。エプソンさんは、無情にも4分50秒台突入です。
昨年は、どんどんとペースアップしていった道。
今年はただ足を動かすことだけに終始。
そういえば、残り7キロ向かい風って誰かが言ってたなー。
誰か風よけ見つけとかないとなー。
と、前を見渡すと、あれ?サミーさん?
ここ数週間、ふくらはぎの調子が良くないと一進一退を繰り返していましたが、やはりここへきてダメージを受けてしまったよう。
大丈夫?ふくらはぎ?
そっか。あたしも、足首いってぇんだぁ
ロキソニン?ありがと、ダイジョウブ
無理しないで、マイペースで。
早口でそれを告げ、わたしも自分のペースで進みます。
まもなく、最後の折り返し。
残り、7キロ。
~40キロ #5分10
35キロを過ぎて、マグオンをイン。給水や補給食を摂るたびに、「さ、こっから」と気持ちが切り替わるのを期待しますが、今回は全くそれがなく、摂るためにロスする時間はそのまま借金となって残ります。
ここへきて、おそるおそるエプソンさんを確認すると、まさかの5分台。わたしオワタ![]()
そうなると、40キロ関門が気になりはじめ、アタマの中でフル回転。
えーっと、最初は4分35くらいだったから、貯金がキロ20秒でしょ(サブ3.5はキロ4分55換算)、それでどこまでいけたっけ、てか、今キロ15秒借金、それでどこまで貯金がもつの?ちょっとまって、40キロ関門、あたし間に合うの???![]()
悪いクセで、わたしいつもスプリットタイムを一切見ないんですね。だから、あとどのくらい余裕があるのかもわからず(見ろよ)、ヤバイヤバイと焦りまくり。(別大は、40キロ関門を過ぎれば、3時間半を越えてもフィニッシュはさせてもらえるので、実質40キロが完走ライン)
もはやPBやそれ以上の目標をあっさり失ったわたしは、すでに完走が目標に。
完走、するんだ。
絶対、するんだ。
スリーエムでタオルキャピするんだ。
41キロで長女も待ってる。
絶対にあそこに帰るんだ。
全くあげられないペースながら、それだけを強く思い、目指す40キロ地点。
そう、ここの角を曲がれば見えてくる、40キロ関門。
もうすぐだ、あとちょっと。
よし、越えた。完走できる!
小さくカッツポーズ。こでようやく時計をチェック。
3時間11分なにがし。なんだ、まだ余裕あったんだ
全然見てねー
~フィニッシュ #5分01秒
完走が確約され、残り2キロ。なんだか肩の力も抜け、ようやく一心地つき、最後の道を進みます。
ここで後ろから来たN森さんに声を掛けられ、「あ~、こんなところで捕まった~」と苦笑い。颯爽と追い抜いて行くその背中がかっちょ良くて、なんとか引き離されまいとここへきて少しペースアップ(N森さんありがとー
)。
そして、見えてくる競技場のライト。
曲がれば懐かしい土手沿いの道。
そう、大好きな最後の直線。
またここに帰ってこれた。
ここでよしこさん(と、ちずりんさん?)の声援を受け、ねこ部長女からも「かわい~」という大賛辞をちょうだいし(かわいい、は女子に効きます!)、
沿道に手を振り、堪えられずに笑顔。
嬉しくて嬉しくて、わたし幸せだなぁって。
競技場に入るとき、見えた3時間21分の表示。ここからプラス1分半、というのは、もう経験済なので、焦ることなく最後のトラックを丁寧に走ります。
ラストの100m。後悔のないように。
どんなタイムでも笑顔でフィニッシュできるように
3時間22分22秒。
わたしの別大が終わりました。
(つづく)
※最後の土手?
←スポーツ提供(だから悪意は…(笑))
