残暑の夜の夢。 | まきおの隠れ宿

まきおの隠れ宿

劇団スタジオライフの牧島進一です。
皆様との交流の場をコソッと増やそうとブログを始めてみました(^_^;)
内容は徒然、不定期更新になると思いますが、
宜しくお願い致します!

物語は僕がTSUTAYAで借りていたCDを返し忘れていて一ヶ月以上も経っていた、という所から始まりました。イベントか何かで必要で、かなりの枚数借りていて、延滞料が大変なことになっていることに焦り慌てて返しに行くことに。

の、はずが…TSUTAYAのあるはずの駅前に来てみると、なんだか巨大なデパートくらいのビルが立っていて、しかもゲームセンター。10階建てくらいで中全部ゲーセンなんてどんなことになってるんだ?と興味深々の僕はそのまま突入。この時点で借りっ放しのCDのことはまた忘れているし、手元に持ってもいない(笑)。そして何故か

「えー、ゲーセンでしょ。やめときなよ、お金勿体ない」
「まあまあ、少しならいいじゃん。付き合ってあげようよ」

と、埼玉県在住の二人の姉が登場!
そしてそれを驚くこともなく普通に受け入れ一緒に入る僕(笑)。

中に入ると、確かにゲームやクレーンゲームが沢山あり、ゲーセンと言えばゲーセン。しかし、飲食店や土産物屋、その他様々なお店があり、その周りの至るところにゲームが散在しているという不思議な空間だった。
勿論がっつりゲーセンっぽいフロアもあるが、基本的にはデパート。

探索するように地下フロアに降り、ある重々しい扉を開くと、そこはまるで屋外のような飲食店街。しかも、居酒屋やバーばかり。街並も現代というよりも、数十年前のような雰囲気で、そこにいる人々の様子もまた同様だった。ちょっとナンジャタウンっぽい。

その地下街の一軒に入ると…

「お、牧島。何してたんだ遅いぞ」

薄暗い店内から声がする。
呼ばれた店の奥の方へと進んで行くと…

海司さん!
そしてテーブルに座って飲み食いしている劇団員の面々。一人だけテーブル席に座らずにカウンターで飲んでいる高根さんがやたら男前。そして何故かドラキュラの髪型と衣装(笑)。ちなみに海司さんはジャージだ。

訳が解らず僕が戸惑っていると、飲み会に乗り遅れて居場所が見つからないと思ったのか、及川さんが声をかけてくれた。ちなみに姉二人はどこかに置いてきたらしく、この時点でもう見当たらない。

「まっき~、これすごいんだよ、見てよ」

と、ちっさい及川さんが持って来たのは、縦横各一メートル以上はあろうかという箱。そこにはギッシリと、一口サイズのちいさな大福が詰まっている。

「いろいろあるんだよ。チョコとかプリンとか。あ、この茶色いのは生地にもチョコ練りこんである奴ね。それからこっちは…」

めちゃくちゃ丁寧に説明してくれはる及川さん。

「牧島、お前何飲むんだ?」

海司さんが僕に尋ねる。

「あ、じゃあビールで。他に何か頼む方います?」

僕がテーブル全体に声をかける。
何人かの追加オーダーを聞き、海司さんに伝える。すると、

「わかった、行ってくる」

海司さんは入り口を出て店の外へ。何故オーダーを聞いて店の外へ向ったのかは謎。海司さん一人に働かせる訳にも行かないので、僕も追って店の外へ。

「なんで着いてきた」

海司さんが険しい表情で振り返りもせず僕を制した。

「ここは危険だ。敵が至るところに潜んでるんだ。戦えないなら中にいろ」

周囲への警戒を怠らない様子で、僕を厳しく諌める。ジャージじゃなければかっこよかったかも知れない。

「え、でも海司さんは…」

僕が声を出そうとした時だった。海司さんと僕の周りを、白いフードつきのマントのような物を被った集団が取り囲んだ。

「ち、遅かったか」

海司さんが構える。相手も武器は持っておらず、海司さんもまた丸腰だ。
展開に着いていけない僕も、なんとなく身構える。結構怖い。

白いフードの一人が海司さんに向って殴りかかってくる。拳を振り抜く瞬間、そいつが何かブツブツと呟いたかと思うと、その拳が炎に包まれた。
海司さんはギリギリのところで炎を交わし、白いフードに肘鉄を見舞う。

「牧島。この人数相手じゃ俺もどうなるかわからない。店に戻って、高根を呼んでくれ」
「で、でも…」
「頼む。こいつらと戦えるのは、俺の他にはあいつしかいない」
「わかりました、すぐ呼んできます!」

僅かな隙をついて僕は走り出した。二人ほど僕を追ってこようとしたけど、海司さんがその二人を止めているのがわかった。

「早く、店に戻らないと!」

店を出てすぐ海司さんに追い付いたはずなのに、戻る道程はやけに長い。
ふと、大きな影が僕の視界を遮る。

見上げると…街の建物と同じくらいの大きさの白いフードの巨人が僕の目の前に立ち塞がっていた。

巨人もまたブツブツと呟き、僕に向って拳を振り下ろした…



と、ここで目覚め!Σ(゚д゚lll)

本当に意味わからない夢でした(笑)。
登場人物の台詞は正確じゃないですが、雰囲気とだいたいの意味は夢の通りです。高根さんが戦う所も見たかったんですが…起きちゃいました(^_^;

長々と読んでいただきながら…特にオチもなくてすいません(/ _ ; )