
あれよあれよと失明し眼科でも目に問題がなく、かかりつけ病院から紹介して頂いた大病院でMRを受けたところ脳腫瘍が判明

しかし腫瘍のある場所が脳なのでリスクが高過ぎて細胞検査が出来ず、腫瘍の種類が特定出来ない

放射線なのか抗がん剤なのか治療法を探る為に静岡沼津の腫瘍専門病院まで車を飛ばして受診

専門の先生に画像を見て頂いたところ、腫瘍の場所が悪すぎて手が出せないと絶望的な言葉

そんな状態ながら、かかりつけ医は少しでも飼い主である私ともこちゃんが穏やかに最期の時を過ごせるように治療法を模索してくださいました

意外と元気で日常の生活を送っていましたが、腫瘍はどんどん育ち右眼が飛び出し瞼が閉じない様になり、失明しているので水やご飯のお皿の場所が手探りの為、縁で飛び出していた眼をぶつけて流血する様になりました。
エリザベスカラーは全く役に立たず、右眼摘出が最善の処置という判断になりました👁
神経を好物にする腫瘍の様で、摘出した右眼の神経からカリフラワーの様な腫瘍がムクムク出ていたとの事。
この手術のお陰で、ようやく腫瘍の組織検査が出来リンパ腫と判明。
それまでは腫瘍の種類の予想を立てて効きそうな薬の投与で様子を見ていたので、治療法が絞り込めます。
リンパ腫は放射線が有効ですが、流石に頭のど真ん中の脳腫瘍にはリスクが高すぎて使えないので、4種類の抗がん剤を細胞分裂の時期に合わせて点滴投与という治療を試すことになりました。
1番目は全く変化がなく、2番目が劇的に効果を表しました。
しかし、かなりの癌細胞が死滅した事で脳圧が下がり、覚悟してくださいと言われるほどとても危険な状態になってしまいました





大丈夫
と自分に言い聞かせながらもムリなのかもと思うほど危険な状態だったにもかかわらず、もこちゃんはミラクルを起こしてくれました


そこからは日々回復の兆し

前後脚をバタバタさせ広い範囲を這い回り、元々食いしん坊のもこちゃんの食欲が戻ってきて、流動食ではありますがかなりの量を食べれる様になりこの回復に先生方もテンションが上がっていました。
悪い条件しかなくいつどうなってもわからないくらいだったのに、こんなに回復するのは奇跡と仰っていました





鼻チューブでの食事からリハビリを兼ねた経口摂取に切り替え、誤嚥のリスクはあるとは言われながらもまだまだミラクルを起こしてくれると信じていました。
しかしもこちゃんの元気と共に癌細胞も元気を取り戻した気配があり、摘出していない左眼が少しずつ押し出されてきている様でした。
元気を取り戻し状態がもう少し安定してきたら次の治療をどうするかという話をするまでになっていたのに…
神様は残酷です



恐れていた誤嚥性肺炎で再度入院

血液検査の数値はあり得ないほど危険なものでしたが、肺の方は落ち着き苦しい様子はないという事でホッとしたのも束の間、身体の中のバランスが崩れた様で強い発作を起こし心臓が止まりました。❤︎
先生方の必死の蘇生も虚しく再び心臓が動く事はありませんでした。
平成31年4月10日
令和を待たず旅立ちました🌈
もこちゃん、6歳でした

たった6年でお別れをするなんて思ったこともなかったので心の中にポッカリ穴が空いた様です

亡くなってお世話になった病院で綺麗にシャンプーもしてもらい、フカフカいい匂いで送り出しました🌈
いつも私にベッタリで金魚のふんの様にくっ付いていたので、ひとりで大丈夫かと心配です

でも、失明してから走ることもなくなり脳腫瘍で身体も思うように動かなかったので、お空の上で思いっきり走り回ってくれれば嬉しいです
