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劇団☆新感線 最新作

あー素晴らしかった。
森山未來さんと早乙女太一さんの殺陣は舞だった…舞ってた…美しく舞っていたな。



とにかく早くて、スピーディーなのに
一つ一つのポージングや衣装のマント・長髪の毛(鬘)の揺れ方も計算されているかのような立ち回りの姿は、舞を観ているようでした。

ただただ傍観させられるその時間すら至福に感じます。
今日は頭の中、このお二方でいっぱい…。



大衆演劇出身の早乙女太一さんが所作や立ち回りが素晴らしいのは想像していましたが
ダンサーでもある森山未來さんと交わることにより、より一層気迫と妖しさが纏う殺陣でした。



2011年『髑髏城の七人』、通称「ワカドクロ」を観ていない私ですが
森山未來さんも早乙女太一さんもそれぞれ天魔王、蘭兵衛としてワカドクロでも同じ配役だったのだとのこと。
当時からのファンにはたまらないでしょうね。



この先、ネタバレあります。





















今回のシーズン鳥。
シーズン花とはストーリーもラストも同じなのに
笑いどころや登場人物が発する台詞のニュアンスが花と鳥では全然違うのです。

役者が変われば演技が変わる。空気も変わる。ギャグも変わる、笑。

私個人的には、鳥バージョン森山未來さんの天魔王が「織田信長の愛に飢えていた可哀想な人」に見えました。
今作品を観た方はわかりますよね。 
花よりも台詞が少し補足されていたのかな?
本能寺で信長の最期を看取った時を語る場面…満たされないプライド、なぜ自分じゃないのか?なぜ蘭丸なのか?と。

花バージョン・成河さんの天魔王よりも、駄々をこねる子供のような純粋な狂気を醸し出す天魔王かな、と感じました。




偉そうなに語りましたが、とにかく面白くて笑いもいっぱいの『髑髏城の七人 鳥』

客席が360℃回るIHIステージアラウンド@豊洲 も体験の価値ありなので皆さまオススメの舞台です。



追伸

花髑髏よりも今回の方が舞台グルグル回るスピード?が緩いような気がしました。
前回ほど客席が揺れなかった印象です、同じような座席エリアなのに。
気のせいなのか、私が慣れたのか、どちらでしょうか…。