「十年一昔(じゅうねんひとむかし)。」
と言いますが。
2019年2月23日から3日間、10年ぶりに名古屋へ遊びに行ってきました。
突然ですが、ちょっと前置きしますと
ワタクシ、
愛知県にある芸術短大卒です。
で、
美大の場合は卒業論文ならぬ卒業制作と言って “ 作品 ” を提出します。
そしてその作品は美術館を借りて展覧会として大々的に発表します。
今回の名古屋訪問は、その “ 卒展 ” 会期中に合わせたものでした。
私の母校はすでに短期大学ではなくなり4年制の大学になっていて、
学部も生徒数も随分と様変わりしていました。
まず驚いたのが、私の卒業した日本画コースの作品の大きさ!
物凄くザックリ説明しますと、
私の卒業制作は畳一枚分くらいの大きさでした。
それが今では畳の4倍どころではない大きさなのです!
ということは、それだけの材料費がかかるということです。
私が学生時代、絵の具屋さんで一万円札を出す手を震わせながら
「サヨナラ!諭吉君!」
と叫んだものですが、
これだけの大きさの材料費を親が出すわけでしょう?
「いくらかかったんだろう・・・。」
と、一緒に卒展を観に行った同級生たちと顔を見合わせました。
そしてもう一つ驚いたのが、
「マンガ」 というコースが出来ていたこと。
“ マガジン ” とか “ ジャンプ ” とか “ なかよし ” とか “ りぼん ” とかの、
あのマンガです。
「大学でマンガを学ぶ。」
それはもう、衝撃でした。
私が学生時代には、宮崎駿効果か?アニメについては少し見直されつつありましたが、
マンガについては決して美術作品とは言えず、
ハッキリ言って下に見られていましたし、学校へ行って習うものではありませんでした。
それが、今では大学で4年かけて習うものになっているのです。
私はこの春で短大を卒業して26年になりました。
二昔半(ふたむかしはん)。
そりゃ、時代も変わるわなー。