数年前にその存在を知ったものの発売時期を逃して買えずにいた雑誌
「 日経おとなのOFF 」 。

毎年12月に、翌年日本中で開催される “ 絶対に見逃せない美術展” の特集を組むのです。
それを今年(実際には昨年だけど)ようやく買うことが出来ました!
その中から今年最初に選んだ美術鑑賞はコチラ。


「 歌川広重の世界 」
ひろしま美術館で開催されています。
毎度おなじみ、地元で唯一の “ 芸術に興味を持つ同世代 ”の友達であり、
元派遣社員仲間で沖縄石垣島旅行へ一緒に行った友達、Yさんが
私のシフト休日に合わせて休みを取ってくれて、水曜日に行ってきました。
今回の展覧会は良かったー☆
何が良かったかといいますと、
浮世絵は木版画なので初摺(しょずり)と後摺(あとずり)が存在するわけですが、
今回の展覧会ではその初摺と後摺を左右に並べて展示してあり、見比べることが出来ました。
その違いについても図解入りで説明してあり、
「へー!」 「ほー!」 の連続でした。
平日だったからか?広島という地方都市だからか?人も少なからず多からず、
自分の好きなペースで観ることが出来て、本当に良かった!
ひろしま美術館では
「 根付展 」
も同時開催されていて、こちらも観てきました。


根付(ねつけ)とは、チラシの文章を拝借いたしますと
江戸時代、和装にはポケットがないため、煙草入れや巾着などは紐を帯にくぐらせて携帯し、その紐の先端には落ちないように根付と呼ばれる小さな留め具を付けていました。
実用品でありながら、優れた芸術性と遊び心あふれる装飾品として発展し、隆盛を極めていきました。
とのこと。
根付はその用途からして大きくてもピンポン球以下。
なので、会場入り口には貸出し用拡大鏡がたくさん用意してありました。(笑)
続いて私達は
「せっかく広島まで来たんだから!」
ということで、徒歩15分の距離にある広島県立美術館へ移動。
ここで開催中の
「 遊べる浮世絵展 」
も観てきました。


コチラは歌川広重だけでなく、浮世絵の中でも子供の生活を描いた 「 子ども絵 」や
子供が鑑賞や遊びに用いる 「 おもちゃ絵 」 が展示してありました。
実際に触ることのできる双六(すごろく)や、福笑いもありました。
この日は数十年に一度と言われる大寒波到来の中でも “ 底の日 ” で
この上ない防寒対策をしていたために美術館へ出入りするたび脱着が大変でしたが、
いずれの展覧会も行った甲斐がありました!