芸術の秋がやって来ました。
今年は、あべのハルカス美術館!
2017年現在、日本で最も高いビル(300m)の16階にある美術館です。
そこで開催されている、
大英博物館 国際共同プロジェクト
北斎-富士を超えて-
を観てきました。
今年は葛飾北斎の生誕○年でも没後○年でもないのに
最近テレビでやたらと葛飾北斎の特集番組を見かけるので気になっていたところ、この特別展を知った次第。
土日は絶対ものすごく混むだろうと考え、
毎度おなじみ、地元で唯一の “ 芸術に興味を持つ同世代 ” の友達であり、
元派遣社員仲間で沖縄石垣島旅行へ一緒に行った友達、Yさんが
私のシフト休日に合わせて休みを取ってくれて、金曜日に行ってきました。
今回のこの芸術鑑賞は、いまだかつてない “ スゴイッ! ” の連続でした。
まず、午前10時開館の美術館に到着したのは10時半すぎ。
その時点で入場券を買うための大行列ができており、
「ただ今50分待ちです。」
とのこと。
「スゲーッ!」
と言わずにいられませんでした。
もちろん私たちはその大行列に並びましたが、フと掲示物を見ると、
『ハルカス300(展望台)・美術館セット券だと350円お得!』
『セット券は展望台チケット売り場で販売しています。』
とある。
もともと展望台にも上がると決めていた私たちなので、迷わず長蛇の列を抜け出し、
ガラ空きの展望台チケット売り場へ向かいました。
ちなみに、美術館の入館料は1,500円、展望台の入場料金も1,500円します。
チケットを入手した私達は美術館に入ると、迷わず音声ガイド(有料)を借りようとしました。
が。
なんと、在庫切れ!
今、10時45分です。
開館からたった45分で音声ガイドがすべて借し出されていたのです!
「スゲーッ!」
通常、美術館の入り口では特別展のチラシをくれるのですが、それも在庫切れでした。

手に入れられたのは、この入場券の切れ端だけ。
「スゲーッ!」
仕方なく諦めて前へ進んでいくと・・・
ものすごい人、人、人!!!
一応、壁の作品に添って2人並列くらいになっているのですが、牛歩、いや、牛歩ほども進みません。
例えて言うなら・・・
東京の朝の通勤ラッシュ時の駅のホーム状態。
牛歩、牛歩、むぎゅぎゅのぎゅー・・・です。
そして、ここが大阪だからなのか?行列への割り込みがすごい。
遅々として進まない行列に我慢ならない人たちが、次から次へと割り込んでくる。
そして自分勝手なペースで観ていくのです。
「スゲーッ!」
この展覧会の目玉作品である 『 富嶽三十六景 』 (ふがくさんじゅうろっけい)の
『 神奈川沖浪裏 』 (かながわおきなみうら : 大波の向こうに富士山が小さく見えるヤツ。)や、
『 凱風快晴 』 (がいふうかいせい : 通称、赤富士。)
が展示されているコーナーへ至るまでに、何度も心が挫けそうになりました。
でも、この2作品を目にした時にはやっぱり、感動しました。
「スゲーッ!」
どうしてこんなに素晴らしい作品が、イギリスの大英博物館所蔵なんだろう?
惜しいなあ。
すべての作品を見終えて、ミュージアムショップで図録と絵葉書を買うために再び長蛇の列に並び、
美術館を出たのが、なんと午後2時半!
脚が疲れるどころか痺れたほどでした。
いやー、本当にいろんな意味で “ スゴイッ! ” の連続でした。
そして帰りの新大阪駅で 「 551蓬莱 」 の豚まんを買おうと思ったら、また、長蛇の列。
並んだ甲斐あって、美味しかったけど。
そうそう。
あべのハルカス展望台。
本当に高いのだけど、展望台よりガラス張りのトイレのほうが迫力ありました。(笑)