紅白歌合戦を観ることもなく、
何かしらやらかしながらのカウントダウンをすることもなく、
２０１４年の元旦は、６時にセットした目覚まし時計の音で始まりました。
私が働く介護施設には冬休みというものが存在せず、
シフトの関係で私は元旦から仕事でした。
「せめてお正月くらい家で一緒に過ごそう。」
という考えに、家族や親戚達はならないのか？
デイサービスもショートステイも平日と変わらないくらいの利用者がいました。
面会ですら、ほんの数人でした。
昼食が形ばかりのおせち料理だったのですが、
「みんなで食べると美味しいね。」
と言ったおばあちゃんの言葉に胸が詰まりました。
レクリエーションの時間に私が、
「子供のころのお正月の遊びと言ったら何でしたか？」
と質問したら、
「私らにお正月の遊びなんかない！戦争の真っ最中だったんぢゃけ！」
と言ったおばあちゃんの言葉に返す言葉がありませんでした。
２０１４年という年が、誰にも幸せで穏やかな年でありますように。
