昨日。
未曾有の大災害をもたらした東日本大震災から、ちょうど1年になるという日の2日前。
派遣先会社で別の拠点だけど私と同じ仕事をしている派遣社員さんから突然連絡があった。
「私、3月以降の契約更新ができなくなりました。」
彼女に非はまったくなくて、不本意な契約終了。
簡単に説明すると、
彼女の派遣元会社は、お上(かみ)から繰り返し業務是正指導を受けていたにもかかわらず
言うことを聞かなかったので、
その怒りに触れて鉄槌が下されたそうだ。
そのせいで、派遣社員の彼女は半ば強引に4月以降の契約更新不可を言い渡されたらしい。
彼女自身も、その上司も、派遣先会社(←私が働いている会社)も
その事態をごく最近になって知らされたようで、
あまりに急だったからか?派遣先会社は彼女を直接雇用することも出来ず、
3月末で契約終了ということになったとのこと。
彼女は私より3歳年下だけど、派遣社員のお手本のような人で、
私を影ながら支えてくれていた人だけに、ものすごくショックだった。
明日は我が身だ。
2004年9月3日。
31歳だった私。
翌日の婦人科検診で子宮筋腫が見つかるなんて思いもしなかった。
2009年11月14日。
37歳の誕生日を1ヶ月後に控えていた私。
この日の健康診断のせいで3ヶ月後には乳がんの手術を受けることになるなんて思いもしなかった。
明日は何が起こるかわからない。
1年前の今日、
この世のものとは思えない惨劇が翌日に起こると
誰が予想していたか。
浄土真宗の、「白骨の御文章」 のとおり、
「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり。」
(あしたにはこうがんありて、ゆうべにははっこつとなれるみなり。)今日、生きていられたのは奇跡。
明日が来るのは、もっとすごい奇跡。
それを改めて考えた、
3月11日、の、前日。