麻酔からさめた私の記憶に残っているのは、
母が 「手術うまくいったよ!」 と声をかけてきたこと。
母が 「手術うまくいったよ!」 と声をかけてきたこと。
麻酔医先生が 「(手術前は)泣きベソしてたけど・・・」 と話しかけてきたこと。(話の後半は覚えてない。)
主治医先生が私に手鏡を持たせて乳房を見せてくれたこと。
オッパイが残っていて安心したこと。
主治医先生が 「今、説明しても覚えていられないか!」 と言いながら何かを話している最中に
メマイがして頭がクラクラしてきたから会話を中断したこと。
メマイがして頭がクラクラしてきたから会話を中断したこと。
それだけ。
子宮筋腫の手術のときは
気管内送還チューブを抜く作業とか、
搬送用ベッドから病室のベッドへ移動したときのことをうっすら覚えているけれど、
今回は覚えていない。
気管内送還チューブを抜く作業とか、
搬送用ベッドから病室のベッドへ移動したときのことをうっすら覚えているけれど、
今回は覚えていない。
実際には他にもいろいろ話しかけられて、私はそれらに対してきちんと答えて(反応して?)いたらしい。
でも、その記憶は、ない。
母の話によると、手術は2時間半くらいで終わったらしい。
(というか、「手術が終わりました。」 と両親が呼ばれたのが2時間半後だったらしい。)
(というか、「手術が終わりました。」 と両親が呼ばれたのが2時間半後だったらしい。)
だんだん意識がはっきりしてくると、
私は身体中にいろんなものが取り付けられているのがわかった。
私は身体中にいろんなものが取り付けられているのがわかった。
左手の人差し指には血液中の酸素濃度を測る装置。
そして、ナースコールボタンを握らされていた。
そして、ナースコールボタンを握らされていた。
胸には心電図のシール。
右手には点滴と、二の腕に血圧自動測定器。
尿道カテーテルも入っている。
そして、両足の膝下に、それぞれ自動マッサージ装置が付けられている。
これは、俗に言うエコノミー症候群(血の塊が出来て肺や脳や心臓に飛んでいって塞いでしまう症状)を
予防するためのもの。
予防するためのもの。
麻酔から覚めて意識がハッキリしてきても、ありがたいことに乳房の痛みはなかった。
でも・・・背中が痛い凹
長時間座りっぱなしでいるとお尻が痛くなるのと同じで、寝っぱなしで背中が痛い。
だから寝返りを打とうとするのだけれど、今度は傷に負荷がかかって乳房が痛い。
だから、仰向けに寝続けたいところなのだけど、背中が痛い・・・。
だから寝返りを打とうとするのだけれど、今度は傷に負荷がかかって乳房が痛い。
だから、仰向けに寝続けたいところなのだけど、背中が痛い・・・。
私がモジモジしていると、看護師さんが背中に枕を入れてくれた。
ほんの少しだけど体勢が変えられて楽になった。
ほんの少しだけど体勢が変えられて楽になった。
子宮筋腫の手術のときは、麻酔が切れた後の痛みで眠れなくて辛かったけれど、
今回は右二の腕の血圧自動測定器に悩まされた!
今回は右二の腕の血圧自動測定器に悩まされた!
1時間に1回、「プシュー・・・バリバリバリ。」 と音がして二の腕がムギュウゥと締め付けられる。
意外と痛くて毎度目が覚める。
意外と痛くて毎度目が覚める。
それと、看護師さんのチェック。
頻繁にオッパイの様子をチェックするのだ。
頻繁にオッパイの様子をチェックするのだ。
なぜ、それが気になって眠れなかったかと言うと・・・
看護師A : 「ココ見て。○○になっとるぢゃろ?」(←傷口の辺りを指して言っている。)
看護師B : 「うん。」
看護師A : 「△△したんぢゃけど・・・。」(←何かの処置をしてくれたらしい。)
看護師B : 「うん。うん。」
看護師A : 「これでエエんかな?」
看護師B : 「うーん。」
看護師A : 「どうしょう?主治医先生呼んだほうがエエかな?」
看護師B : 「うーん。」
看護師A : 「主治医先生、呼ぶよ?呼ぶよ?!」
看護師B : 「う、うーん。」
何よ?!何よ?!私のオッパイに、何が起きとるんよォー?!
少し経ってから、主治医先生登場。
結局は看護師さんが適切な処置をしてくれていたので、問題はなかったらしい。
でも、私はものすごくビビってしまい、
その後の看護師さんのチェックが気になって仕方なくなってしまった。
その後の看護師さんのチェックが気になって仕方なくなってしまった。
それからというもの、
二の腕の血圧自動測定器の 「プシュー・・・バリバリバリ。」 と
看護師さんのオッパイ・チェックのおかげで、私は一晩中眠れなかった。
二の腕の血圧自動測定器の 「プシュー・・・バリバリバリ。」 と
看護師さんのオッパイ・チェックのおかげで、私は一晩中眠れなかった。