オバサンの基準。 | makichantoshのブログ

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Yahoo!ブログから引っ越してきました。
子宮筋腫闘病記から始めたブログが、今ではただの徒然日記になっています(苦笑)

ある日、仕事を終えて帰宅する電車の中での出来事。

私がその電車に乗ったときはガラ空きで、
どこにでも自由に座れる状態でした。
私は座った途端に眠くなり、あっという間に熟睡モードに入っていました。

すると、私の目の前で 「すみません。」 という声がする。
薄目を開けると私の目の前に、私のほうを向いて女性が立っているのが見えました。
私が視線を上げると、その女性は、
「(座席を)寄っていただけませんか?」 と言う。
私は思わず、

「ん゛あ゛?」

と声をあげ、辺りを見回しました。

いつの間にか電車の中にはたくさんの人が乗っていて、
確かに、私の両側には中途半端な隙間ができています。
私と、私の両隣に座っていた年配サラリーマンと男子高校生はそれぞれ座席を詰めて座り直し、
女性は私の右隣に座りました。

その女性はグレーのスーツを着ていて、
髪はボッサボサだったけど、メイクは普通。
言葉遣いが悪いわけでもないし、声をかける雰囲気が悪いわけでもないし、ごく普通のOL風。
お肌の具合とか服の着こなしとかを見る限り、30代後半か40歳くらい、
要するに、私と同年代くらいじゃないかなあ?

でも!

熟睡している人(=私)を起こしてまでも自分の座席を確保した。


座席を大幅に取ったり、健常者なのに優先座席へ座ったり、
マナーが悪かったりする若者はよく見かけるけれど、
寝ている人を起こしてまで自分の座席を確保しようとする若者を見たことは、今まで一度も見たことない!





オバサンの基準 : その1

寝ている人を起こしてでも自分の座席を確保しようとする。











その女性は息が上がっていて、バッグからペットボトルを取り出し、お茶を飲みました。

「ああ、飛び込み乗車したんだな。」
と私は思ったけれど、まあ、人は見かけによらないからね。
寝ている人を起こしてまで座るくらいだもの。
もしかしたら、どこか身体の具合が悪いのかもしれない・・・。

私はそう考えて、再びウトウトし始めました。

ところが、その女性、やたらモゾモゾ動く。
カバンの中で、ビニールのようなガサガサした音を立てる。
「なんだよォ・・・。」 と思って、再び目を開けた私の視界に入ってきたのは・・・





ドラ焼きを食べる女性。






通勤電車の中で、ドラ焼きッ?!
しかも、結構な大口で。

アメとかガムとかチョコレートとか、
せめて小さなスナック菓子くらいなら、食べている若者も時々いるけれど、
でも、決して1人では食べない。
誰か一緒に複数人で食べています。





オバサンの基準 : その2

通勤電車の中で1人でも平気でドラ焼きを頬張る。











一気に眠気が吹き飛んだ私。
隣の女性が気になって仕方ありませんでした。

そして、その女性。
私の期待を(?)裏切りませんでした。

続いて取った行動は・・・





経済新聞を広げて読む。






確かに、電車の中で新聞を読むオヤジは時々いるけれど、
でも、若者が電車の中で新聞を読む風景を見たことがない!
たとえサラリーマンでも、若ければ若いほど、新聞は読まない。(←その代わり?雑誌を読んでる。)





オバサンの基準 : その3

通勤電車の中で経済新聞を広げて読む。











36歳にもなれば、
近所の子供に 「おばちゃん。」 と呼ばれても仕方がない年齢だとは諦めているけれど、
でも、
大人が見ても 「オバサン。」 と思われてしまうような行動だけは、したくないッ!

女なら、そこんトコは譲っちゃダメでしょうッ!!

独身なら、なおさらですッ!!!





私が高校生だったとき、
電車の中で斜め向かいの席に座っていた初老のオバサンが
いきなりレディース・カツラを外し、
そのカツラをビニール袋に入れてバッグに片付け、
続いてお経本を取り出してお経を唱え始めたのを見たときの衝撃以来、
久しぶりに、

オバサンってスゲーッ!!!

と思ったひと時でした。