エジプト旅行。 -3日目- | makichantoshのブログ

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Yahoo!ブログから引っ越してきました。
子宮筋腫闘病記から始めたブログが、今ではただの徒然日記になっています(苦笑)

アスワン。


現地時間の2007年10月15日(月) (日本時間よりマイナス7時間)、
エジプト3日目です。

この日の朝は、メチャクチャ早ぅございました。。。

早朝5時30分にスーツケース回収。
そのままレストランで朝食。

6時30分にホテルを出発し、ルクソール空港へ向かいました。

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7時40分発のエジプト航空で45分、
エジプト南部の町、アスワンへ向かいました。

アスワンハイ・ダムの、アスワンです。
学校で習ったの、覚えていますかー?(笑)





私達一行が最初に向かったのは、その、アスワンハイ・ダムでした。

アスワンハイ・ダムは、日本のダムとはまったく形状の異なるものでした。

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正直言って、ダムという実感がなく、
まるで川土手の上に立っているみたいだったので、
アスワンハイ・ダムよりも、富山県の黒部ダムのほうが感動するかも・・・(爆)
(黒部ダム、行ったことないケド。笑)

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ダム建設によって水没の危機にさらされた、カラブシャ神殿。↑
ユネスコのお陰でココへ移築されたそうです。






続いて訪れたのは、切りかけのオベリスク

エジプト旅行。 -2日目- 』 の記事の中で、ルクソール神殿の写真にも写っていましたが、
オベリスクとは、
先端がピラミッド型になっている巨大な石塔で、
ピラミッドに代わって太陽神に奉納されたものだそうです。

その、オベリスクの切りかけのヤツ。

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オベリスクの上、先っちょの方から撮ったところです。↑

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製作中にヒビが入ったので、切り出すのを辞めたそうです。
もし、切り出せていたら、
エジプトで一番大きなオベリスクになるところだったと、エジプト人ガイドさんが言っていました。

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「こうやって切り出していたんだよ~。」と、フランスのご婦人にやって見せていたオジサン。↑
横から勝手に撮らせていただきました。(笑)










アブ・シンベル。


続いて私たちが向かったのは、エジプト最南端の、アブ・シンベル。

隣国スーダンとの国境まで、約50kmのところです。

アスワンから、バスで3時間半。
砂漠の中の1本道を爆走です。(笑)

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こういうのを、不毛地帯というのでしょうね。↑
生まれて初めて、地平線というものを見ました。

こんな不毛地帯を3~4時間も走るわけですから、
アスワンからアブ・シンベルへの道中は、バスに警察官が同乗します。
法律で義務付けられているそうです。

短銃じゃなくて、大きな機関銃?を持って、2人、乗って来ました。

でも、2人とも、口を開けて寝ていました。(笑)

でもでも、
途中、焼け焦げたバスの残骸を発見!!!

オイオイ!警察官!!
アンタたち、大丈夫なのかよ?!





アブ・シンベルに到着し、
昼食を食べたのは、現地のホテルでした。 (泊まったわけではありません。)

スンゴク暑いです!

アブ・シンベルは首都カイロから1,100km(飛行機で2時間半)以上も離れており、
最高気温はこの時期でも35度を軽く超え、
真夏は50度を越えることもあるそうです・・・。

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このあたりまで来ると、エジプトというより、アフリカという感じです。
(まあ、エジプトもアフリカなのですが。笑)

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客室です。↑
お店にトイレが1つしかなかったので、
ホテルの人が、好意で客室のトイレを使わせてくれました。





昼食を済ませた私たちは、本日最後の観光地、
アブ・シンベル神殿へ向かいました。

入場ゲートからしばらく歩くと・・・

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アスワンハイダムが出来たことによって生まれた人造湖、ナセル湖が見えてきました。↑

改めて書きますが、
上記のアスワンから、バスで3時間半、280km南下しています。

そうです。
ナセル湖は全長500km、琵琶湖の8倍もあるのです!
なので、
4泊5日のナセル湖クルージングというのがあります。
写真に写っているのは、そのクルージング船(プール付き!)です。

さらに、しばらく歩くと・・・

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アブ・シンベル大神殿です。↑
ラムセス2世が建立したそうです。

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こうして見ると、巨像の大きさが分かると思います。↑

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大神殿の入り口です。↑
コレより奥は、撮影禁止になっていました。
年に2回、2月22日と10月22日の2日だけ、
朝日が一直線に差し込んで、神殿の一番奥にある4体の神像を照らすのだそうです。
(ハリウッド映画で、似たようなシーンがあったような・・・)

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小神殿です。↑
ラムセス2世の愛妻、ネフェルタリ王妃のための神殿です。

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大神殿と小神殿は並んでいます。↑

なんと、この両神殿、
元の位置より60mも上に移転したものなんですって!!!

ナイル川の氾濫をコントロールするためにアスワンハイダムの建設を決めたそうなのですが、
そのために多くの遺跡が水没の危機にさらされたそうです。

アブ・シンベル神殿も、そのひとつ。

でも、ユネスコが世界に呼びかけたお陰で、
1036個のブロックに解体され、
今の位置に移されて、水没の危機を逃れたそうです。
(実際、すでに水没してしまった遺跡もあるそうです。)

こんなにすばらしい過去の遺産なのに、
アスワンハイダムを建設し、
水没させようとしたエジプト人の気が知れません。

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神殿の裏側です。↑
表側と裏側の境目が分かりますか?
裏側は、こんな風に、ただの砂山になっているのでしたー。










寝台特急「アベラ」。


私達のバスは再び砂漠の中の1本道を爆走し、
3時間半かけてアスワンまで戻りました。

飲み水用の500ミリと、洗顔&体拭き用の1.5リットルのミネラルウォーターを購入し、
午後6時30分アスワン発カイロ行きの寝台特急に乗り込みました。

でも、実際に特急が出発したのは、予定より10分早い、6時20分でした!
エジプトの時刻表、恐るべし!

2名1室の寝台特急(1等)は、日本のそれと比べると劣りますが、
でも、そんなに悪くはありませんでした。

エアコンも効いているし、
超・小さいスペースだけれど、服をかけられるようにハンガーがあるし、
車掌コールボタンに、
音楽(ラジオ?)のボタンに、
ベッド用の手元ライトもありました。

食事用のテーブルは、
ボロボロのまな板みたいなのを(笑)壁にグサッ!と突き刺して使うようになっていました。

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洗面台もあります☆↑
タオルと石鹸とコップが、それぞれ2個ずつ付いていました。
(写真のペットボトルやジュースは私達が持ち込んだものです。)

トイレは、共同で、車両に2つありました。 (汚かった!)

各車両に専属の車掌さんが付いていて、
食事と飲み物の上げ膳据え膳、ベッドメイクをしてくれます。

ワクワク気分で友達Tちゃんと喋っていたら・・・

ガタン!
電車が動き出しました。

私達の座席の反対向きに!!!凹






「進行方向、
反対じゃん!」





私とTちゃんは2人で声を揃えたあと、絶句しました。

Tちゃんは、乗り物酔いしない人です。
でも、私は、カ・ナ・リ・弱い人です・・・。

カイロまで12時間もあるのに、どうしよう?!

案の定、みるみるうちに、私は泥酔しました。 (こういう時、泥酔って使うのかな?笑)

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もちろん、夕食は食べられませんでした。↑

午後8時過ぎ、
車掌さんがベッドのセッティングに来てくれました。

私は1DAYコンタクトをはずすことも、
洗顔をすることも、
服を着替えることも、
髪をブラッシングすることすら出来ないまま、
Tちゃんがエミレーツ航空の機内トイレの中からパチってきた・・・
いやいや、
拝借してきてくれた(笑)ゲ○袋を片手に、
ベッドに倒れこみました。

すると・・・

結構、楽になりましてね。(笑)

そのまま私は、グーグー眠り続けたのでした♪