清き一票。 | makichantoshのブログ

makichantoshのブログ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。
子宮筋腫闘病記から始めたブログが、今ではただの徒然日記になっています(苦笑)

選挙のたびに、思うこと・・・。

私は18歳のときに、
生まれて初めて在日外国人と知り合った。

もしかしたら、それまでに出会っていたのかもしれないけれど、
少なくとも、そうとわかって知り合いになったのは、
後に親友となるその人が初めてだった。

その親友は、生まれも育ちも日本だけど、
国籍は日本じゃなかった。

そして、
国籍が日本じゃないから選挙権がない、ということを教えてくれた。

税金は払わなくちゃいけないのに、
政治の世界へ自分の声を届けるための一票を投じる権利はもらえない、と教えてくれた。

その話を聞いてから、
例えどんなに馬鹿げた茶番選挙であっても、
私は投票しに行くことにしている。





ここで、チョット前置き。





今から5年、いや、もっと前のこと。

私は公務員相手のコンパに参加したことがある。

そのメンバーの中に、偶然、
同じ小中学校出身で、家もかなり近い、
1~2歳年上の男の人がいた。

でも、お互い、相手の顔と名前はもちろん、
存在すら知らなかったくらいの者同士。

悪い人ではなかったけれど、
コンパのメンバーじゅうからイジられていて、しかも、
どちらかといえば、見た目も中身も “ダサ男” って感じだったから、
私はまったく彼に興味が湧かなかった。
いや、ハッキリ言って、嫌気が差していたかも。

だから、
その時は連絡先も交換しないで、そのまま別れた。

家は近いけど、今までだって会ったことなかったし、
これからも二度と会うことはないと思ったから・・・。





そんな前置きがあって・・・

コンパをしてからかなり経った頃、選挙があって(何の選挙だったかは、忘れた。)
もちろん、私は投票へ行った。

家の近くの、小さな公民館。

なんと、そこの受付に、

あの、 ダサ男君 がいるではありませんか!!!


そう。
公務員のダサ男君は、投票所の担当員(?)だったのだ!

私もダサ男君も完全に気付いていたけれど、
お互い目を合わさなかったのは、言うまでもないでしょう。

それからというもの、
何の選挙であろうとも、
その小さな投票所へ行くたびに、
私とダサ男君は顔を合わさなくてはならなくなった。





月日は流れ、
彼は投票所で会うたびに髪の毛が薄くなり、
相変わらず見た目もやっぱりダサくって、
ダサ男から ダサオヤジ に変化中である。

でも、ある年、

彼の左手の薬指に指輪がハマっているのを発見!!!


ぐえッ!
こんなダサオヤジにまで、先を越された!
・・・心の中でそう思ったのは、否めない。

私は私で、
いつまでたっても同じ投票所へ投票しに行くわけで。
イコール、
結婚してないの、バレバレ。

彼と同様、
私だって年々歳をとって、オバサン化している。

いくら化粧したって、オシャレしたって、
年齢はバレてるんだもの、

「コイツ、やっぱりココへ投票しに来るってことは、まだ独身なんだな。」

って思われていることだろう。





あーあ。

清き一票は投じたいけれど、
その一票を投じるための道程は遠く、(←実際は、近いけど。)
足取りは、重い・・・。