2005年9月25日(日)、
ユルリとした1日。
・・・に、なるはずだった。
その日の午前中はゆっくり過ごし、
15時前に遅い昼食をとった。
その時、頂き物の手作り“おはぎ”を、ひとつ食べた。
中にあんこの入った、きな粉のおはぎ。
その後、父と2人でフィットネスクラブへ泳ぎに行った。
小1時間ほどザブザブ泳ぎ、
施設内のお風呂に入ってドライヤーをかけ始めたころ、
クラッ・・・と目まいを感じた。
「おや?」と思ったのも束の間、みるみる気分が悪くなり、
フィットネスクラブを出るころにはかなりの吐き気をもよおしてきて、
車で10分足らずの自宅に到着するなりトイレへ直行して、吐いた。
それからの2時間、
私は壊れた蛇口のごとく吐き続けた。
7回までは数えられたけど、あとは覚えていない。
何度も吐くうちにトイレまで間に合わなかったこともあり、
廊下を汚してしまったりもした。
母が背中をさすってくれ、
妹が廊下を掃除してくれ、
父があちこちの病院へ電話をかけてくれた。
日曜日だし、すでに夜7時をまわっていたので、
近所の病院へ頼み込んで診てもらい、
点滴を打ってもらった。
「食中毒ですね。たぶん、黄色ブドウ球菌です。これから下痢が始まって高熱も出ますよ。」
という先生の言葉どおり、
帰宅してからお腹が痛くなり、熱も上がってきた。
朝になると腹痛と発熱は治まったが、
でも、頭痛と身体全身のミョ~な痛みが残っている。
前夜、何度も吐いたので、全身筋肉痛になっているのか?
「死ぬ。」とは思わなかったけれど、
涙と鼻水とゲロにまみれ、
本当に、本当に、辛い夜だった。
介抱してくれた家族と、
休日の時間外診療に応じてくれた病院の先生に
私は感謝イタシマス。。。
数日後、病院から電話があり、
検査の結果、
食中毒の原因が黄色ブドウ球菌ではなく、
“セレウス菌”という
聞いたことのない菌の食中毒だったと判明した。
ちなみに、セレウス菌は、
人の生活環境や自然環境(土の中、河川など)に広く分布していて
米や小麦などの農作物を原料とする食品が主な感染源らしい。
食中毒・・・
まさか、自分がなるなんて。
まさか、“おはぎ”でなるなんて。
どうでもいいことだけれど、
ちょっと気になる[食中毒]と[食あたり]の違いについてご紹介。
[食中毒] = 専門用語(医学用語)
[食あたり]= 俗語
結局どちらも、
『食べ物の毒に中る(あたる)。』
ことを指している。