ご無沙汰しています。
毎日バタバタしているのと、今やりたいことが重なって忙しい毎日を過ごしています。
その間、高知市では、3月の終わりから田んぼに水が入り、4月上旬までには近くの田圃は田植えが終わっていました。
今年は、春になっても寒い日が続いたので、例年より少し遅めかもしれません。
例年だと、6月には稲穂が出て、7月下旬に刈り取り、8月上旬には新米が店に並びます。
今年は梅雨のあと、雨が多い日が続いていますので、苗の生育に影響がなかったらいいなと思います。
 
私が住んでいるところは高知市の郊外で周りには田んぼや畑もあります。
いちごの生産地としても有名で、今の季節いちごが産直市や無人販売所などに安く売られています。
時々、加工用いちごが安く売られていることがあります。

 

 
このように、サイズが小さすぎたり形が悪いものが入っています。
この異いちごを見つけたら、私は即買いします。
毎年いちごジャムを作ることにしています。
つきっきりで目が離せない工程がありますが、手作りジャムは本当に美味しいですね。
 
50年くらい前に発売されたレシピ本を見るといちごジャムの砂糖の量は果物の80%と、今の平均的レシピと比べるとかなり甘いです。
農家の方に聞いたことがあるのですが、昔はとにかく保存目的だったので砂糖を80~100%で作っていたそうです。
でも、最近のいちごはいちごが甘くなりました。
私の子どもの頃のいちごの食べ方は、いちごミルクや練乳かけが一般的でしたが、今はそのまま食べることがほとんどです。
なので、私は50%の砂糖で作ります。
40%くらいで作る方も多いのですが、おまけも一緒に楽しみたいので50%です。
おまけについては後で書きますね。
砂糖はグラニュー糖を使うとさっぱりとした味になりますが、お好みできび砂糖や三温糖を使ってもらってもいいです。
今回は上白糖を使っています。

 

  材料

いちご
砂糖   いちごの重量の50%
レモン汁 適宜

 

 

  作り方

 

いちごを水でさっと洗って、軽く水気を取り、ヘタを包丁で取ります。

 

 

いちごを鍋に入れて砂糖をふりかけて1~2時間置きます。

ジャムを作るときの鍋は鉄やアルミの鍋は使用しないでください。

ホーローやステンレスなどを使ってくださいね。

 

 

 
2時間位置いておいたら、砂糖が溶けて来るのでコンロに乗せて中火で煮ます。

 

 

 

ボウルに1カップ位の水とおたまを準備しておきます。

 

 

鍋が沸騰し始めたら白くアクが出てきます。

ヘラでかき混ぜながら白いアクを集めていきます。

これを丁寧にお玉で取り除きます。

 

 

水を入れたボウルにアクを入れて、その中でお玉をすすぎ、またアクを取ります。

20分くらいはヘラで鍋を混ぜながらアクを取り除いてください。

 

 

ジャムを保存する瓶を煮沸消毒しておきます。

 

 

水分が半分くらい減り、だんだん煮詰まってきました。

まだアクが出ていますね。

できる限り取り除いておきます。

 

 

スプーンにジャムをすくい、水を入れたコップなどに垂らしてみて、下に沈んだらレモン果汁を加えて完成です。

 

 

消毒をした瓶に熱々を詰めます。

できるだけ空気がないようにギリギリまで詰めます。

 

 

蓋をしてひっくり返して冷まします。

冷ましたら完成です。

砂糖50%なので、できれば冷蔵庫で保存する方がいいです。

うちではあっという間に食べ終わってしまいます。

 

 

  おまけも楽しもう!

 

ボウルに溜まったアクも捨てないでくださいね。

 

 

こんな風にアクがたまりました。

 

 

キッチンペーパーを敷いたザルでこれを濾します。

そうすると・・・

 

 

ほら、こんなにきれいな赤いシロップができました。

このシロップ、ゼラチンや寒天で固めてゼリーにしたり、もう少し砂糖を加えてかき氷用のシロップにしても美味しいです。

焼酎や炭酸水で割っても美味しいですね。

 

でも我が家の一番人気は

 

 

牛乳で割っていちご牛乳!!

市販のいちご牛乳って果汁0%なんですよね。(うちの地域で売っているものは)

でもこれは、いちごから作ったいちご牛乳です。

 

今年も楽しめました。