みずうみ よしもとばなな | シッタカの日々のこと

みずうみ よしもとばなな


さみしいのか暖かいのか、100円書斎Love。
 
みずうみ よしもとばなな

よしもとばななは、どうにもスピリチュアル系なことを否定しないで、そのまま描くのね。
盲信しているわけではないけど、それは厳然としてあるという感じ。
ちょっと複雑な家庭の女性と、カルト教団に拉致されて洗脳されつつも逃げてきた男性の恋。
情熱的な燃え上がるような恋ではなく、寄り添っていく二人の恋の物語。
登場人物がみんな、かなり普通ではないけれど、だから恋が可視化されるということか。
普通に生きるということは、実はとても大変なことしているのかもしれないね。
そんなことシッタカは思ったよ。