小倉百人一首・五十六番あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな (和泉式部) ↓あらざらん 汝との別れの 思い出に いまひとたびと 思いけるかな (ⓒMaKi(20150304))(03604)
小倉百人一首・五十五番滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ (大納言公任) ↓逢うことも 絶えて久しく なりぬれど 残る汝の声 なお聞こえけれ (ⓒMaKi(20150212))(03595)
小倉百人一首・五十四番忘れじの 行末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな (儀同三司母) ↓忘れまじ 行末までも かたけれと 今日も思いて 君と逢いなん (ⓒMaKi(20150116))(03580)
小倉百人一首・五十三番嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る (右大将道綱母) ↓抱きあいて ふたりで寝る夜の 明くる間は いかに短き ものとかは知る (ⓒMaKi(20150115))(03579)
小倉百人一首・五十二番明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな (藤原道信朝臣) ↓明けぬれど 暮るる時まで 待てぬ君 なおなまめきて 我を見るかな (ⓒMaKi(20150112))(03576)
小倉百人一首・五十一番かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを (藤原実方朝臣) ↓なに見ても 君の面影 浮かび来る さしもしらじな 燃ゆる思ひを (ⓒMaKi(20150111)) (03574)
小倉百人一首・五十番君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな (藤原義孝) ↓君がため 惜しくはなけれ 命でも 今の世憂い 長くもとぞ思う (ⓒMaKi(20150110)) (03573)
小倉百人一首・二十五番名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな (三条右大臣) ↓なにしても また合うところ さねのたま 人に知られで めでふれもがな (ⓒMaKi(20150109)) (03571)
小倉百人一首・四十九番みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ (大中臣能宣) ↓耳掻きを しあった後の 夜は燃え 昼も名残りの 気持ちよさかな (ⓒMaKi(20150108))(03570)
小倉百人一首・四十八番風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな (源重之) ↓風邪をひいて 胸打つ咳は おのれのみ くるしく君を 思いけるかな (ⓒMaKi(20150103))(03566)