久しぶりの「血糖値をコントロールして健康美ダイエット その5」は、付いてしまった脂肪をどう消費するかです。前回までは、いかに脂肪を付けないように食事をするかでしたが、今日は、今お持ちの脂肪を効率よく使う方法です。
④運動をする
やはり体を動かさずにして健康美ボディーは手に入らないようです。そこで、今日のキーワードは「リパーゼ」。運動をすると「リパーゼ」という脂肪分解酵素が分泌されます。「リパーゼ」は脂肪細胞内に存在する酵素で、空腹時と運動時に活性化。筋トレなら直後に、有酸素運動なら開始後20分位から活性し始める夢のような酵素なのです。しかし、運動しているのに脂肪が落ちないという人は、「リパーゼ」を効率よく活性できていない可能性があります。
普通体がエネルギーを必要とする時、まず、直近に食べた食事をエネルギー源にします。それで足りない場合は、肝臓に蓄えていたグリコーゲン貯金を切り崩してエネルギーにしますが、その貯金を使い果たして初めて、脂肪貯金(脂肪定期預金?)を使い始めるのです。「血糖値をコントロールして健康美ダイエット その1」(1月20日参照)
出来る事なら、最初に皮下脂肪から使って欲しい…ですよね!運動する時に少し気をつけるだけで、「リパーゼ」を活性化するホルモンを分泌することができるのです。「リパーゼ」を活性させることが出来る成分は以下の4つ。身近に存在するものばかりです。
1 カフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶他)
2 カプサイシン(唐辛子他)
3 アルギニン(鶏肉、マグロ、エビ、ナッツ類)
4 リジン(サバ、小麦胚芽、オートミール、大豆食品)
しかし、気をつけなくてはいけないのが、
1~4を取ってリパーゼが活性化しても、脂肪を燃焼する状況を作らなければ、元の体脂肪に戻ってしまうということ。そう、運動をして、エネルギーが必要な状況を作らなければいけません。
もう1つ、
インスリン分泌量が高いと、「リパーゼ」を促がすホルモンの働きを阻害するということ。1~4が含まれる食事をして血糖値が上がったまま運動しても、「リパーゼ」の活躍は期待出来ません。
そこで、運動をして効率良く脂肪を燃焼させる方法が、「コーヒーダイエット」(1月16日参照)コーヒーの代わりに、カフェインが入っている紅茶や緑茶でもいいのですが、お砂糖やミルクは入れません。血糖値を上げないようにするためです。
「コーヒーダイエット」
① 運動前30分前、空腹時にブラックコーヒーをたっぷり飲む。
② 有酸素運動(ちょっと息が上がる程度で大丈夫)を20分以上(60分くらいを目安に!)行う。
③ 運動後30分~2時間食事を控える。←実はここがポイント!筋肉の修復やエネルギー回復をするため、運動中に負けないくらい、運動後の脂肪燃焼率はいいのです。激しい運動をした後など、2時間位食事を摂らなければ、脂肪はずっと燃焼し続けるということです。
②カプサイシンのサプリメントや、③アルギニン、④リジンなどのアミノ酸を含む健康食品もたくさん出ているので、空腹時これらを30分前に摂取するのも、同じような効果が期待出来ます。でも、やっぱりコーヒーがオススメ。安くて気軽に飲めるし、食欲を抑えてくれるし、何と言ってもカフェインが目を覚ましてくれるので、運動前には最適です。
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